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十四章 嵐
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その日は、仕事が休みで
サエと久しぶりに買い物に行こうと
組の方には悪いから電車で移動
サエも一緒だし
神室町以外に出かけるのも久しぶりで
ちょっと緊張感もなくなってた
お昼を食べるために立ち寄ったレストラン
「ねぇ、やっぱりアイツもう諦めたのかね」
『3年だからね〜流石にそうじゃない?』
「あの執着心が3年位で無くなるもんかね〜」
『意外とそんなもんよ』
「んでも、まだ組の人の送り迎えは続いてるんでしょ?」
『うん、もういいんじゃないかなと思ってるんだけどね』
「備えあれば憂いなしよ!」
『フフッ、そうだね』
ランチを終えて
「ね!神室町戻って飲み行こっ!」
『うん、いいよ』
二人帰りの電車で、今日の収穫を見せあってた
「キャーーーー!!」
電車内に響く悲鳴
『な、なに!?』
ドタドタと、人々がこちらの車両に逃げてくる
逃げろ!危ない!包丁持ってるぞ!
口々に叫ぶ声が聞こえる
「久美!向こうに逃げよっ!」
『う、うん』
サエに手を引かれて、私達も前の車両に逃げる
人混みで姿は見えないけど声は聞こえた
何か叫んでる
「お前は―だぞ!!逃げ――んのかっ!」
ッッ!?
体が震え出す
な、なんでここに…
『サ、サエ…』
「どうした?」
『あの…声…』
「え!?」
「おらぁ〜!出てこい!久美ー!!」
心臓が…痛い!
逃げなきゃ!見つかったら殺される!
「久美、大丈夫!大丈夫だよ!」
「真島さんに連絡!」
私は震える手でスマホを取り出す
上手く操作できなくてサエに奪われる
「あ!真島さんですか?」
「あん?サエちゃんか?」
サエは小声で真島さんと話してる
私は耳を塞いで見つからないように身体を小さく小さくして、人混みに紛れる
「今、新宿に向かう電車の中なんです!アイツが、アイツが!」
「どないした!久美は!?」
「久美は、大丈夫です、でも…アイツ包丁を振り回してて…」
「チッ!とりあえず見つからんように!駅に直ぐに向かうから!サエちゃんも気ぃつけるんやで!」
「は、はい、お願いします!」
「久美、もっと奥行こ!とりあえず見つからないように!駅まで真島さん来てくれるって!」
『う…うん…』
「何処だぁー!俺から逃げれると思うなよ!お前はずっと俺のもんだぁー!」
「完全に頭逝ってるよあれ!なんなのよもう!」
誰かが車掌さんに言ったり、緊急停止ボタンを押した人がいたりでソイツは取り押さえようとする人に囲まれてる
ホームには警察も来ていて、凄い騒然としていた
でも、
停まった電車から降りて逃げようとした私を
アイツは見逃さなかった
サエと久しぶりに買い物に行こうと
組の方には悪いから電車で移動
サエも一緒だし
神室町以外に出かけるのも久しぶりで
ちょっと緊張感もなくなってた
お昼を食べるために立ち寄ったレストラン
「ねぇ、やっぱりアイツもう諦めたのかね」
『3年だからね〜流石にそうじゃない?』
「あの執着心が3年位で無くなるもんかね〜」
『意外とそんなもんよ』
「んでも、まだ組の人の送り迎えは続いてるんでしょ?」
『うん、もういいんじゃないかなと思ってるんだけどね』
「備えあれば憂いなしよ!」
『フフッ、そうだね』
ランチを終えて
「ね!神室町戻って飲み行こっ!」
『うん、いいよ』
二人帰りの電車で、今日の収穫を見せあってた
「キャーーーー!!」
電車内に響く悲鳴
『な、なに!?』
ドタドタと、人々がこちらの車両に逃げてくる
逃げろ!危ない!包丁持ってるぞ!
口々に叫ぶ声が聞こえる
「久美!向こうに逃げよっ!」
『う、うん』
サエに手を引かれて、私達も前の車両に逃げる
人混みで姿は見えないけど声は聞こえた
何か叫んでる
「お前は―だぞ!!逃げ――んのかっ!」
ッッ!?
体が震え出す
な、なんでここに…
『サ、サエ…』
「どうした?」
『あの…声…』
「え!?」
「おらぁ〜!出てこい!久美ー!!」
心臓が…痛い!
逃げなきゃ!見つかったら殺される!
「久美、大丈夫!大丈夫だよ!」
「真島さんに連絡!」
私は震える手でスマホを取り出す
上手く操作できなくてサエに奪われる
「あ!真島さんですか?」
「あん?サエちゃんか?」
サエは小声で真島さんと話してる
私は耳を塞いで見つからないように身体を小さく小さくして、人混みに紛れる
「今、新宿に向かう電車の中なんです!アイツが、アイツが!」
「どないした!久美は!?」
「久美は、大丈夫です、でも…アイツ包丁を振り回してて…」
「チッ!とりあえず見つからんように!駅に直ぐに向かうから!サエちゃんも気ぃつけるんやで!」
「は、はい、お願いします!」
「久美、もっと奥行こ!とりあえず見つからないように!駅まで真島さん来てくれるって!」
『う…うん…』
「何処だぁー!俺から逃げれると思うなよ!お前はずっと俺のもんだぁー!」
「完全に頭逝ってるよあれ!なんなのよもう!」
誰かが車掌さんに言ったり、緊急停止ボタンを押した人がいたりでソイツは取り押さえようとする人に囲まれてる
ホームには警察も来ていて、凄い騒然としていた
でも、
停まった電車から降りて逃げようとした私を
アイツは見逃さなかった