苗字は固定になります
八章 マジです
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「大丈夫なんか?」
『え?』
「いや、なんでもあらへん」
『なんですか?』
「エエって」
『気になります!』
「いや…男、怖くないんか?」
『分かりません、あれから誰のことも好きになってないので』
「また、なんで俺なんやヒヒッ」
『あの…桐生さんと喧嘩してるのを見て…あんなに楽しそうな顔、私したことあったかなって…私もあんな風になりたいなって』
「は?」
『あんまり楽しそうでフフッ』
「あれ見て惚れた言うんか」
『ん…まあ、そうですね』
「変な奴やな」
『ですね』
「まあ…俺も似たようなもんか」
『え?』
「あの時、一瞬で気に入ってしもうたしな…」
『うそ…』
「ヒヒッ」
真島さんは、話す間肩に凭れた私の髪を弄っていた
それが心地よくてずっとこうしてたいと思った
「俺も、久々やねん」
『何がですか?』
「ダメやと思うとるのに止められへんの」
『そんなふうに見えないですね』
「あの話聞いた時な、絶対に手を出したらアカン思うた」
あの話とはきっと前の彼の話だろう
真島さんは、思ったより真面目な人なんだな
グラスを弄びながら
「桐生ちゃんが、久美ちゃんの腕に傷があったって言うとったが、それもやられたんか?」
ああ…それの事か
『はい、そうです…他のところにも――』「エエ、言わんでエエ」
グラスを置いて、私の目を探るように見る
『大丈夫ですよ』
「そうやって平気なフリすんなや、俺は…絶対に傷つけたりせん」
『…』
なんか…
涙が出そうになる
慌てて、自分のグラスに視線を移した
「んな、我慢すんなや」
『…』
ホントに…本気になってもいいのかな
真島さんは、グラスを見つめながら
「女に泣かれるのはめっちゃ苦手や、せやけど俺が拭える涙なら我慢せんでエエで?」
『真島さんといると、自分でも信じられないくらい涙脆くなってます』
『でも、いつもそれは嬉しくて出る涙ですよ』
私がニコッと笑って真島さんの顔を見ると
「んな目に涙溜めて言われたら我慢出来んようになるわ」
『え?』
「いや、なんでもあらへん」
『なんですか?』
「エエって」
『気になります!』
「いや…男、怖くないんか?」
『分かりません、あれから誰のことも好きになってないので』
「また、なんで俺なんやヒヒッ」
『あの…桐生さんと喧嘩してるのを見て…あんなに楽しそうな顔、私したことあったかなって…私もあんな風になりたいなって』
「は?」
『あんまり楽しそうでフフッ』
「あれ見て惚れた言うんか」
『ん…まあ、そうですね』
「変な奴やな」
『ですね』
「まあ…俺も似たようなもんか」
『え?』
「あの時、一瞬で気に入ってしもうたしな…」
『うそ…』
「ヒヒッ」
真島さんは、話す間肩に凭れた私の髪を弄っていた
それが心地よくてずっとこうしてたいと思った
「俺も、久々やねん」
『何がですか?』
「ダメやと思うとるのに止められへんの」
『そんなふうに見えないですね』
「あの話聞いた時な、絶対に手を出したらアカン思うた」
あの話とはきっと前の彼の話だろう
真島さんは、思ったより真面目な人なんだな
グラスを弄びながら
「桐生ちゃんが、久美ちゃんの腕に傷があったって言うとったが、それもやられたんか?」
ああ…それの事か
『はい、そうです…他のところにも――』「エエ、言わんでエエ」
グラスを置いて、私の目を探るように見る
『大丈夫ですよ』
「そうやって平気なフリすんなや、俺は…絶対に傷つけたりせん」
『…』
なんか…
涙が出そうになる
慌てて、自分のグラスに視線を移した
「んな、我慢すんなや」
『…』
ホントに…本気になってもいいのかな
真島さんは、グラスを見つめながら
「女に泣かれるのはめっちゃ苦手や、せやけど俺が拭える涙なら我慢せんでエエで?」
『真島さんといると、自分でも信じられないくらい涙脆くなってます』
『でも、いつもそれは嬉しくて出る涙ですよ』
私がニコッと笑って真島さんの顔を見ると
「んな目に涙溜めて言われたら我慢出来んようになるわ」