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七章 進んで戻る
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最近、こんな感じで
色っぽい雰囲気にもならない
でも、こういうのもいいな、なんて思う
真島さんは、おかわりを頼んだ
あ、まだ帰らないのね
なんか、ホッとする
「飲むか?」
『はい』
「ウイスキーいけるんやろ?」
『え?』
「桐生ちゃんが言っとった、こない強い酒飲んでも顔色ひとつ変えんかったって」
『あー』
「ま、酔わせてどうこうしようなんざ思うとらんからな」
なんか、それも少し寂しいもんだ
『可愛く酔ってみたいもんです』
「フンッ、んな事せんでも十分可愛ええで?」
あ、またそういうこと言う
『…』
「だから、なんか言えやヒヒッ」
『何も思い浮かびませんでした…フフッ』
「んなら、俺の勝ちやな〜」
『勝負だったんですか?そういうのは先に言っといてくださいよ』
「嫌じゃ、久美ちゃん負けず嫌いやろ?」
『ま、まあ』
「したら、素直な言葉聞けんくなる」
『私は結構いつも素直ですよ?』
フンッと鼻で笑って
「久美ちゃんは、自分のこと全くわかっとらんのやな」
ん?自分のこと…
「素直に口に出しとるけど、心ん中で思うとる事とは違うな、だから辛くなるんや」
『心の中…』
「せや」
『自分でもよくわかってないかもしれないです、自分の心の中』
「そうかもしれんのぅ」
『…』
キンッとジッポの開く音がしてタバコに火がつく
深く吸い込む、そして吐き出される煙を見てた
私は、言いたい言葉を一度飲み込んで、変換して吐き出してたのかな…
「なんや?見惚れてるんか?ヒヒッ」
『それもありますけど…なんとなく真島さんの言ってることがわかった気がします』
「あ?」
いや、いい
わかっても本当の素直を実行できるとは限らない
『昔から、寂しいとか、会いたいとか…絶対に言えないタイプでした』
「せやろな〜」
『困らせちゃうと思って、後恥ずかしくて、フフッ」
「だいたい見てれば分かるもんや」
『真島さんみたいに鋭い人ばかりじゃないですよ』
「まあな」
静かな時間がながれる
真島さんが、何本目かのタバコに火をつける
チビチビと飲んでたウイスキーも
残り一口
タバコを吸う真島さんの横顔を今日は
黙って見つめるばかりだった
色っぽい雰囲気にもならない
でも、こういうのもいいな、なんて思う
真島さんは、おかわりを頼んだ
あ、まだ帰らないのね
なんか、ホッとする
「飲むか?」
『はい』
「ウイスキーいけるんやろ?」
『え?』
「桐生ちゃんが言っとった、こない強い酒飲んでも顔色ひとつ変えんかったって」
『あー』
「ま、酔わせてどうこうしようなんざ思うとらんからな」
なんか、それも少し寂しいもんだ
『可愛く酔ってみたいもんです』
「フンッ、んな事せんでも十分可愛ええで?」
あ、またそういうこと言う
『…』
「だから、なんか言えやヒヒッ」
『何も思い浮かびませんでした…フフッ』
「んなら、俺の勝ちやな〜」
『勝負だったんですか?そういうのは先に言っといてくださいよ』
「嫌じゃ、久美ちゃん負けず嫌いやろ?」
『ま、まあ』
「したら、素直な言葉聞けんくなる」
『私は結構いつも素直ですよ?』
フンッと鼻で笑って
「久美ちゃんは、自分のこと全くわかっとらんのやな」
ん?自分のこと…
「素直に口に出しとるけど、心ん中で思うとる事とは違うな、だから辛くなるんや」
『心の中…』
「せや」
『自分でもよくわかってないかもしれないです、自分の心の中』
「そうかもしれんのぅ」
『…』
キンッとジッポの開く音がしてタバコに火がつく
深く吸い込む、そして吐き出される煙を見てた
私は、言いたい言葉を一度飲み込んで、変換して吐き出してたのかな…
「なんや?見惚れてるんか?ヒヒッ」
『それもありますけど…なんとなく真島さんの言ってることがわかった気がします』
「あ?」
いや、いい
わかっても本当の素直を実行できるとは限らない
『昔から、寂しいとか、会いたいとか…絶対に言えないタイプでした』
「せやろな〜」
『困らせちゃうと思って、後恥ずかしくて、フフッ」
「だいたい見てれば分かるもんや」
『真島さんみたいに鋭い人ばかりじゃないですよ』
「まあな」
静かな時間がながれる
真島さんが、何本目かのタバコに火をつける
チビチビと飲んでたウイスキーも
残り一口
タバコを吸う真島さんの横顔を今日は
黙って見つめるばかりだった