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六章 もう止められない
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真島さんに連れられこじんまりとしたBARに来た
真島さんが、バーテンさんに何か頼んで私に渡してきた
「ほれ、コレで頬っぺた冷やしとき」
それは、保冷剤を挟んだおしぼりだった
もう…
なんとはなしにやってる事だろうけど、私の気持ちを溢れさすのには十分だった
『ありがとうございます』
ついでに、カァーっと熱くなっているのも
冷やせそうで助かった
「しっかし、久美ちゃんって、よぉわからんやっちゃな」
『はい?』
真島さんは、頼んだウイスキーを一口コクリと飲むと前を向いたまま言った
「普通ならあんな場面見るのも怖いやろ」
『そ、そうですかね』
「いやまあ、普通と言うか…その、嫌な目に遭ってきたんやから」
『ああ、そうかもしれませんけど、アレは私のせいでもありますから』
「あん?どういうことや」
『愛されたくて…なんでも言うことを聞いて、殴られても…』
「…」
『だから、あんな風にしたのは私なのかもなって』
真島さんは、ふぅ…とため息をつくと
「そりゃちゃうで久美ちゃん」
「男は何があっても女を殴ったりしたらアカン」
何処か遠い目をして言う
『真島さんのような男性ばかりなら良いんですけどね』
「ヒヒッ、んなエエ男やないわ」
『でも、桐生さんが兄さんはいい男だぞって言ってましたよ』
「は?」
『え?』
「そんなこと、いつ言っとったん?」
『あ、昨日ばったり会ってセレナで飲みました』
「…」
え!?なんで?
「ほぉ〜ん、俺より先に桐生ちゃんとデートしたんか」
『デートじゃないですよ』
「あんの、スケコマシが」
「で?どのくらい一緒に居ったん?」
『な、なんでですか!』
「それより長ーく久美ちゃんと一緒に居ようと思うてや」
なんで?
こんなの…反則