苗字は固定になります
三十八章 埋めるように…※
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そして、真島さんはいつものパイソンジャケットに身を包み真島建設の事務所へ私を連れ出勤する
西田さんには来るなって言ったからタクシーを呼んだ
プレハブの前に立ち止まって
「もっとデカい事務所探そかな」
「親父?」
「あん?」
「お、親父ぃ〜!!」
出勤してきた社員さんたちが、走り寄ってくる
「おぉ、お前ら元気やったか?」
「親父!お勤めご苦労様でした!」
「おい、それやめぃ、もうカタギや」
「久しぶりに、朝礼するぞ!みんな集めとけや」
「はいっ!」
「久美、こっちや」
プレハブの中に入ると
そこには机がドーンと置いてある
後は小さな机と椅子がいくつかある
ドカッとそこへ座ると
「社長の席や」
と、何故かドヤ顔
腕を引かれて、その膝の上に座らせられる
『ちょっ!職場ですよ!』
「誰も見とらん」
『そういうことじゃなくて―』
言い終わる前に唇を塞がれる
『んん〜!』
「せや!新しくもっと立派な事務所構えて、社長室作ろ」
『そ、そうですね』
「いつ久美が来てもエエようにな」
ニヤッと笑う
『何を企んでるんですか?』
「秘書と社長ごっこしよな!」
『はぁ?』
「デカい机の上とかでや―」『却下!』
「なんでやねん、めっちゃ燃えるやん」
『仕事をするところです!』
「アホ!だからエエんやないけ!」
ダメだこりゃ…
「親父!みんな出勤してきました!」
「よっしゃ!行くで久美」
『わ、私も?』
「当たり前やろが、社長夫人紹介せな」
『え、ええ!?』
手を引かれてプレハブから出ると
そこには大勢のヤクザ―もとい社員さん達
一斉に「お疲れ様っす!」
学校の校庭にあるような台の上に飛び乗る真島さん
社員さんたちの目がキラキラとしてる!
拡声器を持って話し出す
「諸君!ワシがいない間ご苦労やった!」
「うっす!」
「これからは、ワシがバンバン仕事取ってくるから覚悟せぇよ!」
「うっす!!」
みんな笑顔だ
「今日は、オマエらに紹介しよう!」
私に手招きする
台の前まで行くと、真島さんが脇を抱えてヒョイと乗せる
「おぉぉ〜」とどよめきが起こった
「お前らぁ!社長夫人や!挨拶せんか!」
一瞬の静寂…
「おはようございますっ!!」
と、共に拍手が沸き起こる
「ほれ、久美もなんか一言言ったれ」
『え、え!?』
拡声器を渡される
『…えっと…どうも…久美です…よろしくお願いします…』
うぉぉ〜!
野太いどよめきが起こる
「ヒッヒッヒッ!お前ら!手ぇ出すんやないでぇ!」
真島さんが叫びながら肩を抱いてくる
『ちょっと!』
顎をクイッと持ち上げて
キスをして来た
ウォォォォォ〜!!!
「ヒヒッ、誓いのキスやな」
『ま、真島さんッ!』
「よっしゃぁ〜!今日も張り切って稼ぐんやでぇー!」
「うぃっすッッ!!」
台から飛び降りた真島さんが
私に向かって手を広げる
私はその肩に手を置いて、飛び込む
しっかりと抱きとめられて
またキスをされた
「可愛ええ嫁さんや」
『も、もぅ…』
チラッと横を見ると
皆さんが凝視してた
「お前らなに見てんのや!早う仕事せんか!」
皆さん、慌てて持ち場へと散らばっていく
「なんや、アイツらお前の事知っとったんか」
『あ、真島さんがいない間たまに桐生さんに連れてきてもらってました、おにぎり作って持ってきたり…』
「なんやて?おにぎりぃ?」
『朝早く起きて、何度もご飯炊いて沢山作りましたよフフッ』
「許さん」
『は?』
「久美の手料理食べてエエのは、俺だけじゃ!」
『いや、手料理って言うかおにぎりですよ?』
「アカン!」
『いやいや、』
「後で西田に食ったヤツリスト作らそ」
『ちょっと!』
「さーて、帰るか!」
『は?仕事は?』
「もう終わった」
『社長…』
「一週間休みやもん♪」
『…』
困った社長さんだな
でも、真島さんらしくてちょっと安心したところもある
なにせ、三年間のブランクがあったから…
「帰りに指輪買いに行こっ」
『はい?』
「エエやろ?」
どうせ何言っても無駄
『はーい…』
西田さんには来るなって言ったからタクシーを呼んだ
プレハブの前に立ち止まって
「もっとデカい事務所探そかな」
「親父?」
「あん?」
「お、親父ぃ〜!!」
出勤してきた社員さんたちが、走り寄ってくる
「おぉ、お前ら元気やったか?」
「親父!お勤めご苦労様でした!」
「おい、それやめぃ、もうカタギや」
「久しぶりに、朝礼するぞ!みんな集めとけや」
「はいっ!」
「久美、こっちや」
プレハブの中に入ると
そこには机がドーンと置いてある
後は小さな机と椅子がいくつかある
ドカッとそこへ座ると
「社長の席や」
と、何故かドヤ顔
腕を引かれて、その膝の上に座らせられる
『ちょっ!職場ですよ!』
「誰も見とらん」
『そういうことじゃなくて―』
言い終わる前に唇を塞がれる
『んん〜!』
「せや!新しくもっと立派な事務所構えて、社長室作ろ」
『そ、そうですね』
「いつ久美が来てもエエようにな」
ニヤッと笑う
『何を企んでるんですか?』
「秘書と社長ごっこしよな!」
『はぁ?』
「デカい机の上とかでや―」『却下!』
「なんでやねん、めっちゃ燃えるやん」
『仕事をするところです!』
「アホ!だからエエんやないけ!」
ダメだこりゃ…
「親父!みんな出勤してきました!」
「よっしゃ!行くで久美」
『わ、私も?』
「当たり前やろが、社長夫人紹介せな」
『え、ええ!?』
手を引かれてプレハブから出ると
そこには大勢のヤクザ―もとい社員さん達
一斉に「お疲れ様っす!」
学校の校庭にあるような台の上に飛び乗る真島さん
社員さんたちの目がキラキラとしてる!
拡声器を持って話し出す
「諸君!ワシがいない間ご苦労やった!」
「うっす!」
「これからは、ワシがバンバン仕事取ってくるから覚悟せぇよ!」
「うっす!!」
みんな笑顔だ
「今日は、オマエらに紹介しよう!」
私に手招きする
台の前まで行くと、真島さんが脇を抱えてヒョイと乗せる
「おぉぉ〜」とどよめきが起こった
「お前らぁ!社長夫人や!挨拶せんか!」
一瞬の静寂…
「おはようございますっ!!」
と、共に拍手が沸き起こる
「ほれ、久美もなんか一言言ったれ」
『え、え!?』
拡声器を渡される
『…えっと…どうも…久美です…よろしくお願いします…』
うぉぉ〜!
野太いどよめきが起こる
「ヒッヒッヒッ!お前ら!手ぇ出すんやないでぇ!」
真島さんが叫びながら肩を抱いてくる
『ちょっと!』
顎をクイッと持ち上げて
キスをして来た
ウォォォォォ〜!!!
「ヒヒッ、誓いのキスやな」
『ま、真島さんッ!』
「よっしゃぁ〜!今日も張り切って稼ぐんやでぇー!」
「うぃっすッッ!!」
台から飛び降りた真島さんが
私に向かって手を広げる
私はその肩に手を置いて、飛び込む
しっかりと抱きとめられて
またキスをされた
「可愛ええ嫁さんや」
『も、もぅ…』
チラッと横を見ると
皆さんが凝視してた
「お前らなに見てんのや!早う仕事せんか!」
皆さん、慌てて持ち場へと散らばっていく
「なんや、アイツらお前の事知っとったんか」
『あ、真島さんがいない間たまに桐生さんに連れてきてもらってました、おにぎり作って持ってきたり…』
「なんやて?おにぎりぃ?」
『朝早く起きて、何度もご飯炊いて沢山作りましたよフフッ』
「許さん」
『は?』
「久美の手料理食べてエエのは、俺だけじゃ!」
『いや、手料理って言うかおにぎりですよ?』
「アカン!」
『いやいや、』
「後で西田に食ったヤツリスト作らそ」
『ちょっと!』
「さーて、帰るか!」
『は?仕事は?』
「もう終わった」
『社長…』
「一週間休みやもん♪」
『…』
困った社長さんだな
でも、真島さんらしくてちょっと安心したところもある
なにせ、三年間のブランクがあったから…
「帰りに指輪買いに行こっ」
『はい?』
「エエやろ?」
どうせ何言っても無駄
『はーい…』