苗字は固定になります
三十七章 狂犬の帰還
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『真島…さん』
「久美」
泣いたらダメ!笑顔で!
そう思うのに、溢れる涙を止められないでいると、ゆっくりと真島さんが近付いてくる
「久美、ただいま」
『おか…えり…なさ…!』
その胸に飛び込んだ
力強く受け止められ、ギュッと強く抱きしめられたら
変わらぬ真島さんの匂いがした
「久美、待たせたな」
『うん、待ったよぉ…会いたかった』
「俺もやで、毎日久美ん事考えとった」
『私も…』
「兄さん」
「桐生ちゃん、帰ったで」
「ああ」
「さ、久美帰ろか」
『はい』
車の中で繋がれた手は
温かくて…やっと触れられた温もりに
私はずっと涙が止まらなかった
真島さんは、久しぶりの一服を美味しそうにしながら私の手を握り続けてる
「まだ泣いてんのか?」
『んもう、桐生さんうるさいっ!』
「ヒヒッ、泣き虫やのぅ」
『う…だって、やっと一緒に居られるんだもん』
「せやな、もうずーっと一緒や」
「良かったな久美」
「兄さん、このまま家に帰るか?セレナでみんな待ってるんだ、先に出た冴島も」
「そうか、ならちょい顔出すかのぅ…腹減っとってな、早う久美の事食べたいんやけど」
『ちょっと〜!』
「まあ、そうだとは思うが…」
「せっかくやから顔出すわ、久美のことは後でゆっくりな?」
『も、もぅ』
そして、私達はセレナに到着
扉を開くと…
「親父ぃ〜!」
一番最初に西田さんが飛びついてきた
「おい!なんや!コラっ離せっ!」
「親父ぃ…会いたかったっすぅ」
「おい、久美と同じ台詞言ってるぞ」
『ホントに、愛されてますねぇ』
「やめぃっ!」
バシーンっと西田さんの頭を叩く
アハハハ!
キャハハハハ!
笑い声が響く中
「ただいまやで」
と真島さんがみんなに言った
少し照れくさそうに
冴島さんも
「兄弟、待っとったで、一足早くシャバの空気吸っとったわ」
「せや!お前なんでワシより先やねん!前科もんのくせに」
「模範囚やからやな」
「ワシかてめっちゃ我慢したんやで!」
「何を我慢したんだ?兄さん」
「そらお前、ぶっ飛ばしたいやつ仰山おったけど我慢したんや?」
『そこかぁ』
またみんな笑う
「真島さん、マメ、ちゃんと久美に返しておきましたからね!」
「おお!サエちゃんおおきにな!」
「真島さん、お店守ってくれてありがとうございました」
「店長さんやないか!久美、ちゃんと連れて帰ってきたやろ?ヒヒッ」
「また、頑張って働いてもらってます」
「良かったな、久美」
『はい!』
「真島、お勤めご苦労さん」
「弥生姐さん」
「東城会の事、神室町の事、ありがとう…それに、大吾の事…支えてくれて感謝してるよ」
「大吾は、まだやんな」
「ああ、まあ気長に待ってるよ」
「アイツも早めに出てくるやろ」
そして、一足早く帰ってきた冴島さんと真島さんの放免祝いとなった
でも、二人とももうカタギだから放免祝いはおかしいかな?
「兄弟、お前もワシの会社の重役のポスト開けとるからな」
「あ?俺がお前の下で働くんか?」
「せやな、ワシ社長やし!」
「なんか、嫌やなぁ」
「んな事言うたって、金稼がなアカンやろ!それに冴島組のヤツらも居るんやで?」
「何かやること見つかるまででもエエやん、とりあえず来いや」
「西田平社員に戻して専務になるか!」
「親父ぃ〜そりゃないっすよ〜」
『ちょっと、それは可哀想!だって凄く頑張ってやってくれてたのに!』
「そうだぞ兄さん、西田のおかげで真島建設は保ってたようなもんだ」
「よし、んなら西田は係長や」
『プッ…ッ!』
「親父ぃ…」
「久美」
泣いたらダメ!笑顔で!
そう思うのに、溢れる涙を止められないでいると、ゆっくりと真島さんが近付いてくる
「久美、ただいま」
『おか…えり…なさ…!』
その胸に飛び込んだ
力強く受け止められ、ギュッと強く抱きしめられたら
変わらぬ真島さんの匂いがした
「久美、待たせたな」
『うん、待ったよぉ…会いたかった』
「俺もやで、毎日久美ん事考えとった」
『私も…』
「兄さん」
「桐生ちゃん、帰ったで」
「ああ」
「さ、久美帰ろか」
『はい』
車の中で繋がれた手は
温かくて…やっと触れられた温もりに
私はずっと涙が止まらなかった
真島さんは、久しぶりの一服を美味しそうにしながら私の手を握り続けてる
「まだ泣いてんのか?」
『んもう、桐生さんうるさいっ!』
「ヒヒッ、泣き虫やのぅ」
『う…だって、やっと一緒に居られるんだもん』
「せやな、もうずーっと一緒や」
「良かったな久美」
「兄さん、このまま家に帰るか?セレナでみんな待ってるんだ、先に出た冴島も」
「そうか、ならちょい顔出すかのぅ…腹減っとってな、早う久美の事食べたいんやけど」
『ちょっと〜!』
「まあ、そうだとは思うが…」
「せっかくやから顔出すわ、久美のことは後でゆっくりな?」
『も、もぅ』
そして、私達はセレナに到着
扉を開くと…
「親父ぃ〜!」
一番最初に西田さんが飛びついてきた
「おい!なんや!コラっ離せっ!」
「親父ぃ…会いたかったっすぅ」
「おい、久美と同じ台詞言ってるぞ」
『ホントに、愛されてますねぇ』
「やめぃっ!」
バシーンっと西田さんの頭を叩く
アハハハ!
キャハハハハ!
笑い声が響く中
「ただいまやで」
と真島さんがみんなに言った
少し照れくさそうに
冴島さんも
「兄弟、待っとったで、一足早くシャバの空気吸っとったわ」
「せや!お前なんでワシより先やねん!前科もんのくせに」
「模範囚やからやな」
「ワシかてめっちゃ我慢したんやで!」
「何を我慢したんだ?兄さん」
「そらお前、ぶっ飛ばしたいやつ仰山おったけど我慢したんや?」
『そこかぁ』
またみんな笑う
「真島さん、マメ、ちゃんと久美に返しておきましたからね!」
「おお!サエちゃんおおきにな!」
「真島さん、お店守ってくれてありがとうございました」
「店長さんやないか!久美、ちゃんと連れて帰ってきたやろ?ヒヒッ」
「また、頑張って働いてもらってます」
「良かったな、久美」
『はい!』
「真島、お勤めご苦労さん」
「弥生姐さん」
「東城会の事、神室町の事、ありがとう…それに、大吾の事…支えてくれて感謝してるよ」
「大吾は、まだやんな」
「ああ、まあ気長に待ってるよ」
「アイツも早めに出てくるやろ」
そして、一足早く帰ってきた冴島さんと真島さんの放免祝いとなった
でも、二人とももうカタギだから放免祝いはおかしいかな?
「兄弟、お前もワシの会社の重役のポスト開けとるからな」
「あ?俺がお前の下で働くんか?」
「せやな、ワシ社長やし!」
「なんか、嫌やなぁ」
「んな事言うたって、金稼がなアカンやろ!それに冴島組のヤツらも居るんやで?」
「何かやること見つかるまででもエエやん、とりあえず来いや」
「西田平社員に戻して専務になるか!」
「親父ぃ〜そりゃないっすよ〜」
『ちょっと、それは可哀想!だって凄く頑張ってやってくれてたのに!』
「そうだぞ兄さん、西田のおかげで真島建設は保ってたようなもんだ」
「よし、んなら西田は係長や」
『プッ…ッ!』
「親父ぃ…」