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三十六章 あなたのいない街
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皆さんと別れて桐生さんと、久しぶりに飲みにセレナへ
カランカラン♪
「いらっしゃ―」
『ママさん!』
「久美ちゃん!」
『ご無沙汰してます』
「久美ちゃん、無事だったのね!」
『はい、ご心配お掛けしました』
「座って座って!」
「今日は奢っちゃう!」
『えー!わーい!』
桐生さんと、カウンターに座ってウイスキーを頼んだ
「久美、兄さんの所に戻ってきてくれてありがとう」
『え?なんですか急に』
「兄さんが、どんな気持ちで一年間過ごしてたのか…あんなに久美のこと大切にしてただろ、だからな…もし…戻ってこなかったらと…」
『そうですね、逮捕されたニュース見てなかったら帰ってきてなかったかもしれません』
「もちろん、その間久美も辛かったと思う」
『…』
「俺も…久美が居なくなって、心配だった」
『フフッ、ありがとうございます、心配かけてごめんなさい』
「俺でもこんなに心配だったからな、兄さんの気持ちはどんなか…考えただけで、俺には無理だと思ったよ」
『真島さんって、ホントに凄い人ですよね』
「そうだな」
『だって、私、勝手にみんなに捨てられちゃったんだ!なんて思って…それで、そばにいてくれた龍司さんを頼ってしまったのに……』
「お前、龍司と…一緒に暮らしてたのか?」
『…はい』
「そうか、でも龍司が居て良かったと兄さんも思ってるんじゃないか?」
『え?』
「龍司が居なければ、もしかしたら久美に一生会えなくなってたかもしれない」
「兄さんも、そこはわかってるんだと思う」
『はい…』
「兄さんに…頼まれたんだ」
『え?』
「自分がいない間久美のこと頼むって」
『そ、そうなんですか』
「だから、一人で抱え込まないでなんでも言えよ」
『はい、ありがとうございます』
「兄さん出てきた時、お前が元気でいないと俺が殺される」
『フフッ、どっちみち出てきたら直ぐ喧嘩ですね』
「あ?ああ、そうだな」
桐生さんが、マンションまで送ってくれて
「神室町に出てくる時は連絡しろ、まだ近江のヤツら彷徨いてるから」
『はい、わかりました』
部屋に戻ると、マメがお腹を空かして
抗議してくる
『ごめんごめん!ご飯ね』
マメがご飯を美味しそうに食べてる
時々コッチをチラッと見ながら
食べ終わると毛繕いして、私の膝の上にピョンっと乗ってくる
『マメ、一緒にいてくれてありがとう、一緒に真島さんのこと待とうね』
「ニャン」
こうして、真島さんの居ない日々が
過ぎていった
カランカラン♪
「いらっしゃ―」
『ママさん!』
「久美ちゃん!」
『ご無沙汰してます』
「久美ちゃん、無事だったのね!」
『はい、ご心配お掛けしました』
「座って座って!」
「今日は奢っちゃう!」
『えー!わーい!』
桐生さんと、カウンターに座ってウイスキーを頼んだ
「久美、兄さんの所に戻ってきてくれてありがとう」
『え?なんですか急に』
「兄さんが、どんな気持ちで一年間過ごしてたのか…あんなに久美のこと大切にしてただろ、だからな…もし…戻ってこなかったらと…」
『そうですね、逮捕されたニュース見てなかったら帰ってきてなかったかもしれません』
「もちろん、その間久美も辛かったと思う」
『…』
「俺も…久美が居なくなって、心配だった」
『フフッ、ありがとうございます、心配かけてごめんなさい』
「俺でもこんなに心配だったからな、兄さんの気持ちはどんなか…考えただけで、俺には無理だと思ったよ」
『真島さんって、ホントに凄い人ですよね』
「そうだな」
『だって、私、勝手にみんなに捨てられちゃったんだ!なんて思って…それで、そばにいてくれた龍司さんを頼ってしまったのに……』
「お前、龍司と…一緒に暮らしてたのか?」
『…はい』
「そうか、でも龍司が居て良かったと兄さんも思ってるんじゃないか?」
『え?』
「龍司が居なければ、もしかしたら久美に一生会えなくなってたかもしれない」
「兄さんも、そこはわかってるんだと思う」
『はい…』
「兄さんに…頼まれたんだ」
『え?』
「自分がいない間久美のこと頼むって」
『そ、そうなんですか』
「だから、一人で抱え込まないでなんでも言えよ」
『はい、ありがとうございます』
「兄さん出てきた時、お前が元気でいないと俺が殺される」
『フフッ、どっちみち出てきたら直ぐ喧嘩ですね』
「あ?ああ、そうだな」
桐生さんが、マンションまで送ってくれて
「神室町に出てくる時は連絡しろ、まだ近江のヤツら彷徨いてるから」
『はい、わかりました』
部屋に戻ると、マメがお腹を空かして
抗議してくる
『ごめんごめん!ご飯ね』
マメがご飯を美味しそうに食べてる
時々コッチをチラッと見ながら
食べ終わると毛繕いして、私の膝の上にピョンっと乗ってくる
『マメ、一緒にいてくれてありがとう、一緒に真島さんのこと待とうね』
「ニャン」
こうして、真島さんの居ない日々が
過ぎていった