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三十五章 戻り道
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ピンポーン♪
『あれ、誰だろ』
インターホンを見ると桐生さんがキョロキョロしながら立ってる
思わず吹き出しながら
『桐生さん!』
「お、おう!久美」
『今開けます』
「ああ」
桐生さんも合流して
お酒に変えようかってことに
『どうしたんですか?桐生さん』
「あ、いや、あの後伊達さんに聞いてな」
「無事に会えたんだな」
『はい』
「龍司の方は…大丈夫だったのか?」
『はい…ちゃんと話をしてきました』
「その、龍司って人もかなりのいい男だね」
『え?』
「いや、まあ、ヤクザだから良いのか分からないけどさ、でも久美のことずっと守ってくれてたんでしょ?」
『そうだね…いい人だね』
『そう言えば、桐生さんとも面識あるって言ってましたけど』
桐生さんは、グラスのウイスキーを一口流すと思い出すように言った
「アイツとは、前に本気で喧嘩した」
「えー!?喧嘩ぁ?」
『そうなんだ、世話になったって…真島さんにも桐生さんにも』
「で?桐生さんが勝ったんですか?その喧嘩」
「当たりめぇだろ」
「うわぁ〜!ホント東城会の人達ってヤバいね!」
「俺は、カタギだ」
「っていつも言いますけど、街中でも桐生さんは東城会の人って認識ですよ?みんな」
「は?なんでだよ!」
「今回の抗争でも、何回も喧嘩してるの見ましたもん」
『え?そんなに凄かったの?』
「うん、真島さんが戦ってるところも見たよ、街の人達は東城会の味方だもん、荒らしに来た関西のヤクザを片っ端から倒してくれてさ」
『そんなことに…』
「桐生さんや真島さんや冴島さんは、この抗争前から有名だったけどさ、やっぱ一般人からしたら少し怖い存在だったじゃん、接点もないし、でも、お店やってる人達からはそもそも人望があったみたいで、そういう人達から話を聞いたアタシ達みたいな一般人もこの街が好きな人はみんな感謝してるよ」
桐生さんが、なんか少し照れくさそうに
「ヤクザに感謝すんなよ」
『フフッ!でも!街を守ってくれたのは事実ですしね』
「久美の所の店長なんて、何回も近江の奴が来てイチャモン付けてたんだけど、すぐ真島組の人が駆けつけて助けてくれたって言ってたよ」
『そうなんだ…』
そう言えば、組の人達はどうしたんだろう
『真島組の人達は…』
「兄さんが、その辺なんにもしてないわけないだろ?」
『え?』
「解散届出されて、みんな建設会社の方でカタギとして働いてるよ、兄さんが消えた時からな」
『そうなんですか、良かった』
「今は社長不在だけど、専務が頑張ってるな」
『専務?専務なんていましたっけ?』
「フンッ、西田だよ」
『西田さん、無事なんですね!』
「ああ、たまに様子見に行くけど、親父が帰ってくるまでは会社潰せないって張り切ってるよ」
『はぁ…良かった』
「今は、冴島の組のやつ等も引き取って人も増えたからなかなか頑張ってるぞ」
『へぇ!凄い!』
「今度連れてってやるよ」
『あ、お願いします!』
真島さんが帰ってくるまで、寂しさに勝てるか心配だったけど、こうして私の周りにはたくさんの人が居てくれるんだって思えた
それも、真島さんのお陰だなって
私が帰ってくるのを待っててくれたんだなって思えた
傍に居なくても真島さんの愛は感じられた…
『あれ、誰だろ』
インターホンを見ると桐生さんがキョロキョロしながら立ってる
思わず吹き出しながら
『桐生さん!』
「お、おう!久美」
『今開けます』
「ああ」
桐生さんも合流して
お酒に変えようかってことに
『どうしたんですか?桐生さん』
「あ、いや、あの後伊達さんに聞いてな」
「無事に会えたんだな」
『はい』
「龍司の方は…大丈夫だったのか?」
『はい…ちゃんと話をしてきました』
「その、龍司って人もかなりのいい男だね」
『え?』
「いや、まあ、ヤクザだから良いのか分からないけどさ、でも久美のことずっと守ってくれてたんでしょ?」
『そうだね…いい人だね』
『そう言えば、桐生さんとも面識あるって言ってましたけど』
桐生さんは、グラスのウイスキーを一口流すと思い出すように言った
「アイツとは、前に本気で喧嘩した」
「えー!?喧嘩ぁ?」
『そうなんだ、世話になったって…真島さんにも桐生さんにも』
「で?桐生さんが勝ったんですか?その喧嘩」
「当たりめぇだろ」
「うわぁ〜!ホント東城会の人達ってヤバいね!」
「俺は、カタギだ」
「っていつも言いますけど、街中でも桐生さんは東城会の人って認識ですよ?みんな」
「は?なんでだよ!」
「今回の抗争でも、何回も喧嘩してるの見ましたもん」
『え?そんなに凄かったの?』
「うん、真島さんが戦ってるところも見たよ、街の人達は東城会の味方だもん、荒らしに来た関西のヤクザを片っ端から倒してくれてさ」
『そんなことに…』
「桐生さんや真島さんや冴島さんは、この抗争前から有名だったけどさ、やっぱ一般人からしたら少し怖い存在だったじゃん、接点もないし、でも、お店やってる人達からはそもそも人望があったみたいで、そういう人達から話を聞いたアタシ達みたいな一般人もこの街が好きな人はみんな感謝してるよ」
桐生さんが、なんか少し照れくさそうに
「ヤクザに感謝すんなよ」
『フフッ!でも!街を守ってくれたのは事実ですしね』
「久美の所の店長なんて、何回も近江の奴が来てイチャモン付けてたんだけど、すぐ真島組の人が駆けつけて助けてくれたって言ってたよ」
『そうなんだ…』
そう言えば、組の人達はどうしたんだろう
『真島組の人達は…』
「兄さんが、その辺なんにもしてないわけないだろ?」
『え?』
「解散届出されて、みんな建設会社の方でカタギとして働いてるよ、兄さんが消えた時からな」
『そうなんですか、良かった』
「今は社長不在だけど、専務が頑張ってるな」
『専務?専務なんていましたっけ?』
「フンッ、西田だよ」
『西田さん、無事なんですね!』
「ああ、たまに様子見に行くけど、親父が帰ってくるまでは会社潰せないって張り切ってるよ」
『はぁ…良かった』
「今は、冴島の組のやつ等も引き取って人も増えたからなかなか頑張ってるぞ」
『へぇ!凄い!』
「今度連れてってやるよ」
『あ、お願いします!』
真島さんが帰ってくるまで、寂しさに勝てるか心配だったけど、こうして私の周りにはたくさんの人が居てくれるんだって思えた
それも、真島さんのお陰だなって
私が帰ってくるのを待っててくれたんだなって思えた
傍に居なくても真島さんの愛は感じられた…