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三十五章 戻り道
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神室町に帰ってきて、以前働いてたお店があった場所に行ってみる
お店は、変わらずそこにあった
思わず走ってその扉を勢いよく開く
『店長!』
「え!?久美ちゃん?」
『店長、勝手に居なくなってすいませんでした』
「そんなこといいのよ、真島さんが久美ちゃんきっと連れてくるから店まだ辞めんとってってフフッ」
『真島さんが?』
「そーよ、ホントにいい男よねぇ〜」
『店長!ありがとうございます、また働いてもいいですか?』
「もちろんよ!人手が足りなくて大変だったんだから!ビシバシ働いてもらうわよ」
『頑張ります!』
そして、真島さんと暮らしていた家に帰る
一年ぶりだ
そう言えば、マメはどうしただろう
部屋に入ると、埃っぽい
真島さんも長いことどこかへ姿を隠してたって言ってたからここにはずっと居なかったんだろうな
マメのケージやトイレや餌入れも
そのまま置いてある
『マメ…』
その時、スマホが鳴る
サエからだ
『サエ?』
「久美!帰ってきたって?さっき店の前通ったら店長さんが教えてくれたの」
『うん、今家に帰ってきたとこ』
「あ!久美マメねうちで預かってるよ」
『え?』
「真島さんがね、居なくなるちょっと前にマメ連れて頼みに来たの、絶対また迎えに来るからそれまで預かってくれないかって」
『そうなんだ…』
「マメに会いたいでしょ?」
『うん』
「今から連れていくわそっち」
『ホント?』
「待ってて!」
私は急いで部屋の掃除を始める
あの時のまま時が止まったままになったこの部屋を、また二人の時間が進み出すように
一つ一つ何を見ても
真島さんとの日々が思い出される
涙が溢れそうになるのを必死に堪えて
部屋をピカピカにする
もう、泣かない
真島さんとまた会える時まで絶対に泣かないんだ
お店は、変わらずそこにあった
思わず走ってその扉を勢いよく開く
『店長!』
「え!?久美ちゃん?」
『店長、勝手に居なくなってすいませんでした』
「そんなこといいのよ、真島さんが久美ちゃんきっと連れてくるから店まだ辞めんとってってフフッ」
『真島さんが?』
「そーよ、ホントにいい男よねぇ〜」
『店長!ありがとうございます、また働いてもいいですか?』
「もちろんよ!人手が足りなくて大変だったんだから!ビシバシ働いてもらうわよ」
『頑張ります!』
そして、真島さんと暮らしていた家に帰る
一年ぶりだ
そう言えば、マメはどうしただろう
部屋に入ると、埃っぽい
真島さんも長いことどこかへ姿を隠してたって言ってたからここにはずっと居なかったんだろうな
マメのケージやトイレや餌入れも
そのまま置いてある
『マメ…』
その時、スマホが鳴る
サエからだ
『サエ?』
「久美!帰ってきたって?さっき店の前通ったら店長さんが教えてくれたの」
『うん、今家に帰ってきたとこ』
「あ!久美マメねうちで預かってるよ」
『え?』
「真島さんがね、居なくなるちょっと前にマメ連れて頼みに来たの、絶対また迎えに来るからそれまで預かってくれないかって」
『そうなんだ…』
「マメに会いたいでしょ?」
『うん』
「今から連れていくわそっち」
『ホント?』
「待ってて!」
私は急いで部屋の掃除を始める
あの時のまま時が止まったままになったこの部屋を、また二人の時間が進み出すように
一つ一つ何を見ても
真島さんとの日々が思い出される
涙が溢れそうになるのを必死に堪えて
部屋をピカピカにする
もう、泣かない
真島さんとまた会える時まで絶対に泣かないんだ