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三十三章 二人の距離
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私は、その廊下であの人を待ってた
カツカツと聞き慣れたあの足音がする
どんどん近づいてくる
握りしめた両手が痺れるくらい緊張してた
その音が角を曲がる
そこに、手錠を嵌められ歩いてくる真島さんがいた
真っ直ぐに前を向いたその目と
私の目が合った
「久美…」
『…ッ』
私は声も出せなかった
会いたくて会いたくてたまらなかった
やっと目の前に…
涙がぶわっと溢れてすぐに前が見えなくなる
「久美!」
「今日は、俺の取り調べだ、お前達ちょっと席を外してくれ」
「えっ!?そんなことしていいんですか?伊達警部補」
「ちょっとだけだよ、コイツ逃げる気なんかないんだから大丈夫だ」
そう言うと、真島さんの手錠を外す
そして、取調室へ案内してくれた
「10分だけ、時間やる」
「おおきに、伊達さん」
バタン
扉が閉められたと同時に
真島さんが私を強く抱きしめた
「久美…ホンマに久美や…」
『真島さん…』
「久美、俺に会いに来てくれたんか?」
『ニュース見て…私…何も知らなくて、びっくりして飛んできました』
「久美…スマンかった…助けに行くって言うたのにな…」
『そんなこと!私…真島さんに会いたかった…ずっと、ずっと』
私は真島さんの温もりを確かめるようにその胸に擦り付く
真島さんの匂いだ…離れてても忘れられなかった
カツカツと聞き慣れたあの足音がする
どんどん近づいてくる
握りしめた両手が痺れるくらい緊張してた
その音が角を曲がる
そこに、手錠を嵌められ歩いてくる真島さんがいた
真っ直ぐに前を向いたその目と
私の目が合った
「久美…」
『…ッ』
私は声も出せなかった
会いたくて会いたくてたまらなかった
やっと目の前に…
涙がぶわっと溢れてすぐに前が見えなくなる
「久美!」
「今日は、俺の取り調べだ、お前達ちょっと席を外してくれ」
「えっ!?そんなことしていいんですか?伊達警部補」
「ちょっとだけだよ、コイツ逃げる気なんかないんだから大丈夫だ」
そう言うと、真島さんの手錠を外す
そして、取調室へ案内してくれた
「10分だけ、時間やる」
「おおきに、伊達さん」
バタン
扉が閉められたと同時に
真島さんが私を強く抱きしめた
「久美…ホンマに久美や…」
『真島さん…』
「久美、俺に会いに来てくれたんか?」
『ニュース見て…私…何も知らなくて、びっくりして飛んできました』
「久美…スマンかった…助けに行くって言うたのにな…」
『そんなこと!私…真島さんに会いたかった…ずっと、ずっと』
私は真島さんの温もりを確かめるようにその胸に擦り付く
真島さんの匂いだ…離れてても忘れられなかった