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三十二章 空白の時間
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「おまえ、今、龍司と居るんだろ?」
『はい…龍司さんに話してきます、真島さんが許してはくれないかもしれないけど…でも、私待ちたい』
「兄さんは、わかってくれるよ」
『真島さんに…会いたい…』
「俺、知り合いの刑事がいるんだ、ちょっと話してみるか」
『ホントですか!』
「まあ、出来るかは分からないけどな」
桐生さんと話してると、急に窓をバンバン叩く音が―
『サエっ!』
サエが走って店の中に入ってくる
同時に抱きしめられた
「久美っ!何やってたのよ!どこいってたのよ!」
『サエ…』
「おい、落ち着け!今話してるとこだ、お前も一緒に聞けばいい」
「え?あ、はい、すいません!なんかテンパっちゃって…」
サエは、話をする間ずっと私の手を握ってた
「そんな大変な事に…」
『でも、どうして急にサエや真島さんと連絡取れなくなったんだろ』
「ほんとだよね、アタシは番号も変えてないよ?」
「それだが、久美を救うのに龍司が近江に復帰するってのが条件だったらしいんだが、もしかしたら、兄さんと久美を離すってのも条件のひとつにあったのかもな」
『なんでそんなこと…』
桐生さんは、タバコに火をつけて
ゆっくり煙を吐き出すと
「兄さんの唯一の弱点であり、唯一の力だったからだろ」
『そんな…』
「二人の意思も無視で、状況的に離されたの?酷い!」
「ある意味、向こうの思惑通りに事が運んだってわけだ」
『私のせいだ…』
「久美のせいじゃないよ」
「そうだ、極道なんてこんなもんだ、久美のことがなくても、いずれ起きてたことだ」
『私、何も知らなかったとはいえ…龍司さんと…』
「久美…」
「そんなのわからないような男じゃないでしょ、真島さんは」
「そうだ、そうやって二人を引き離すのが目的だったんだからな…それに、龍司じゃなくてもそんなに傷ついたお前を放っておくなんて出来なかったと…思うぞ」
『…とにかく、真島さんに会いたい』
桐生さんが、知り合いの刑事さんという人に連絡を取ってくれた
明日、その方に会えることになった
『はい…龍司さんに話してきます、真島さんが許してはくれないかもしれないけど…でも、私待ちたい』
「兄さんは、わかってくれるよ」
『真島さんに…会いたい…』
「俺、知り合いの刑事がいるんだ、ちょっと話してみるか」
『ホントですか!』
「まあ、出来るかは分からないけどな」
桐生さんと話してると、急に窓をバンバン叩く音が―
『サエっ!』
サエが走って店の中に入ってくる
同時に抱きしめられた
「久美っ!何やってたのよ!どこいってたのよ!」
『サエ…』
「おい、落ち着け!今話してるとこだ、お前も一緒に聞けばいい」
「え?あ、はい、すいません!なんかテンパっちゃって…」
サエは、話をする間ずっと私の手を握ってた
「そんな大変な事に…」
『でも、どうして急にサエや真島さんと連絡取れなくなったんだろ』
「ほんとだよね、アタシは番号も変えてないよ?」
「それだが、久美を救うのに龍司が近江に復帰するってのが条件だったらしいんだが、もしかしたら、兄さんと久美を離すってのも条件のひとつにあったのかもな」
『なんでそんなこと…』
桐生さんは、タバコに火をつけて
ゆっくり煙を吐き出すと
「兄さんの唯一の弱点であり、唯一の力だったからだろ」
『そんな…』
「二人の意思も無視で、状況的に離されたの?酷い!」
「ある意味、向こうの思惑通りに事が運んだってわけだ」
『私のせいだ…』
「久美のせいじゃないよ」
「そうだ、極道なんてこんなもんだ、久美のことがなくても、いずれ起きてたことだ」
『私、何も知らなかったとはいえ…龍司さんと…』
「久美…」
「そんなのわからないような男じゃないでしょ、真島さんは」
「そうだ、そうやって二人を引き離すのが目的だったんだからな…それに、龍司じゃなくてもそんなに傷ついたお前を放っておくなんて出来なかったと…思うぞ」
『…とにかく、真島さんに会いたい』
桐生さんが、知り合いの刑事さんという人に連絡を取ってくれた
明日、その方に会えることになった