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四章 理由なんてわからない
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「まだ大丈夫か?」
『明日はお休みなので大丈夫です』
「そっか、何飲む?」
『桐生さんと同じもので』
「強いぞ」
『知ってますよ』
そう…元彼が、よく飲んでたから
夜中に帰ってきて起こされて
よくお酒の相手をさせられた
起こされてこの強いお酒を飲まされる
半強制的にだけど、まあ、あれも嫌がらせの一つだったのかな
あの時の私は、彼に愛されるために
望むことは大概やってのけた
「酒強ぇんだな」
『弱くは無いですね』
「お前、なんかあったのか?」
急に何?
『え?』
「いや…その傷跡」
『あ…』
「いや、スマン」
私は腕にある傷を擦りながら
『前付き合ってた人にナイフで切られました』
「なんだと?」
『理由は何だったのか忘れましたけど…嫉妬深い人で…』
「暴力振るう奴だったのか?」
『まあ…はい』
腕の傷の理由は忘れたけど
太ももの傷の理由は覚えてる
自分の傍から離れられないように、歩けないようにするため
「お前、だから兄さんがヤクザと関わるなって言ってたのか」
『そうですね、暴力に一番近い人達だからって』
「確かにな」
なんで私は桐生さんにこんなに話しちゃってるんだろう
でも、なんだか話すだけで少し心にある重しが軽くなっていくような気がする
その日は、結局桐生さんと閉店まで飲んでた
最後に
「兄さんは、ヤクザだけど…いい男だぜ?」
だって…
遠ざける気あるのかな
家に帰って、疲れと程よい酔いで
そのままベッドにダイブしたら寝てしまった
『明日はお休みなので大丈夫です』
「そっか、何飲む?」
『桐生さんと同じもので』
「強いぞ」
『知ってますよ』
そう…元彼が、よく飲んでたから
夜中に帰ってきて起こされて
よくお酒の相手をさせられた
起こされてこの強いお酒を飲まされる
半強制的にだけど、まあ、あれも嫌がらせの一つだったのかな
あの時の私は、彼に愛されるために
望むことは大概やってのけた
「酒強ぇんだな」
『弱くは無いですね』
「お前、なんかあったのか?」
急に何?
『え?』
「いや…その傷跡」
『あ…』
「いや、スマン」
私は腕にある傷を擦りながら
『前付き合ってた人にナイフで切られました』
「なんだと?」
『理由は何だったのか忘れましたけど…嫉妬深い人で…』
「暴力振るう奴だったのか?」
『まあ…はい』
腕の傷の理由は忘れたけど
太ももの傷の理由は覚えてる
自分の傍から離れられないように、歩けないようにするため
「お前、だから兄さんがヤクザと関わるなって言ってたのか」
『そうですね、暴力に一番近い人達だからって』
「確かにな」
なんで私は桐生さんにこんなに話しちゃってるんだろう
でも、なんだか話すだけで少し心にある重しが軽くなっていくような気がする
その日は、結局桐生さんと閉店まで飲んでた
最後に
「兄さんは、ヤクザだけど…いい男だぜ?」
だって…
遠ざける気あるのかな
家に帰って、疲れと程よい酔いで
そのままベッドにダイブしたら寝てしまった