苗字は固定になります
一章 出会い
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あなたを見かけたのは
友達との待ち合わせの喫茶店
何も無かった私の日常に
急にそこだけ色付いた眩しいあなたがいた
友達のサエと神室町の喫茶アルプスで待ち合わせをしている
あの子はいつもギリギリか遅れてくるのを分かってるのに、私はいつも15分前には着いてしまう
自嘲しながら、なんとはなしに窓の外を見ていた
急に出来た人混み、ポッカリと空くその中心に
奇抜なファッションの男がいた
グレーのスーツの大きな男と、蛇革のジャケット眼帯の男は突然そこで殴り合いを始めた
こんなに目の前で人の殴り合いを見るのは初めてで
怖いというより…釘付けになってしまった
殴られても心底楽しそうにニヤッと笑うその表情
私の人生の中でそんな顔をしたことがあるだろうか…
肩で息をする二人は
決着が着いたのか並んで歩き出した
こっちに向かって…
喫茶店に入ってきた二人は
あろう事か私の前の席に座る
心臓が見てもわかるんじゃないかってほど
ドキドキとうるさくなる
「はぁ〜桐生ちゃん…相変わらずゴッツイのぅ」
「フンッ、兄さんこそ、よくあんなに速く動けるな」
桐生ちゃんと兄さんと呼び合うその二人は
何故殴り合いをした後にお茶してるんだろう…
疑問に思いながらも
興味津々に会話を盗み聞きする
「なぁ…兄さん、喧嘩に勝ったんだから俺の言うこと聞いてくれるんだよな?」
「あ?約束やからな…で?なんなんや」
「女…の事なんだが…」
「あん?!女ぁ?何でそないなことワシに頼むんや」
「いや…その」
なんだなんだ!?
もう、興味が湧きすぎてサエがもっと遅れてきてくれないかな、なんて思ってしまう
「SHINEの香織がさ…」
「ほぉん」
「兄さんを連れてきてくれたらアフター付き合ってくれるって言ってんだ」
「なんやそりゃ」
「桐生ちゃん、その香織ってのにお熱なんか?」
「な、何とかアフターに持ち込みたくてな」
「相変わらずキャバ嬢お持ち帰りしとんのか!」
な、なんと!
グレーの桐生さんは、キャバ嬢お持ち帰り…
「キャバ嬢なんかに本気になっとるんやないやろな?」
「いや、本気って言うか…その」
「なんやねん!ハッキリせーや」
「そりゃ、付き合えるならそうなりてぇよ、でもよ…向こうは客としか思ってねーよな」
「当たり前やろが」
「そうだよなぁ」
うーん…キャバ嬢の知り合い居ないから分からないけど、そんなこともないと思うけどな
「あんな桐生ちゃん、アイツらは仕事でやってんのや。いちいち客に本気になっとったら仕事にならんやろが」
確かに…
うんうんと頷く
「な!そこの姉ちゃん」
友達との待ち合わせの喫茶店
何も無かった私の日常に
急にそこだけ色付いた眩しいあなたがいた
友達のサエと神室町の喫茶アルプスで待ち合わせをしている
あの子はいつもギリギリか遅れてくるのを分かってるのに、私はいつも15分前には着いてしまう
自嘲しながら、なんとはなしに窓の外を見ていた
急に出来た人混み、ポッカリと空くその中心に
奇抜なファッションの男がいた
グレーのスーツの大きな男と、蛇革のジャケット眼帯の男は突然そこで殴り合いを始めた
こんなに目の前で人の殴り合いを見るのは初めてで
怖いというより…釘付けになってしまった
殴られても心底楽しそうにニヤッと笑うその表情
私の人生の中でそんな顔をしたことがあるだろうか…
肩で息をする二人は
決着が着いたのか並んで歩き出した
こっちに向かって…
喫茶店に入ってきた二人は
あろう事か私の前の席に座る
心臓が見てもわかるんじゃないかってほど
ドキドキとうるさくなる
「はぁ〜桐生ちゃん…相変わらずゴッツイのぅ」
「フンッ、兄さんこそ、よくあんなに速く動けるな」
桐生ちゃんと兄さんと呼び合うその二人は
何故殴り合いをした後にお茶してるんだろう…
疑問に思いながらも
興味津々に会話を盗み聞きする
「なぁ…兄さん、喧嘩に勝ったんだから俺の言うこと聞いてくれるんだよな?」
「あ?約束やからな…で?なんなんや」
「女…の事なんだが…」
「あん?!女ぁ?何でそないなことワシに頼むんや」
「いや…その」
なんだなんだ!?
もう、興味が湧きすぎてサエがもっと遅れてきてくれないかな、なんて思ってしまう
「SHINEの香織がさ…」
「ほぉん」
「兄さんを連れてきてくれたらアフター付き合ってくれるって言ってんだ」
「なんやそりゃ」
「桐生ちゃん、その香織ってのにお熱なんか?」
「な、何とかアフターに持ち込みたくてな」
「相変わらずキャバ嬢お持ち帰りしとんのか!」
な、なんと!
グレーの桐生さんは、キャバ嬢お持ち帰り…
「キャバ嬢なんかに本気になっとるんやないやろな?」
「いや、本気って言うか…その」
「なんやねん!ハッキリせーや」
「そりゃ、付き合えるならそうなりてぇよ、でもよ…向こうは客としか思ってねーよな」
「当たり前やろが」
「そうだよなぁ」
うーん…キャバ嬢の知り合い居ないから分からないけど、そんなこともないと思うけどな
「あんな桐生ちゃん、アイツらは仕事でやってんのや。いちいち客に本気になっとったら仕事にならんやろが」
確かに…
うんうんと頷く
「な!そこの姉ちゃん」
1/3ページ