苗字は固定になります
十六章 幸せになろう END
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『真島さん?いつの間に!』
「来たらなんや俺の話しとったから、つい聞き耳立ててしもうたわ」
『ちょっと!』
「真島さんも、座って下さいよ」
「んああ、せやな」
私の隣に腰掛けてタバコを取り出す
「あ、タバコエエか?」
「大丈夫ですよ」
「おおきに」
フゥーっと美味しそうに煙を吐き出す真島さん
「なーに見惚れてんのよ!久美」
『え?ちがっ』
「ほぉー…」
『いやいや、その』
「真島さん、久美のこと宜しくお願いします!」
「んあ?お、おう!」
「久美、ホントに自己肯定感低すぎるんですよ、だから何かある度に自分があーだからこーだからって悩むんです」
「あー、わかるわそれ」
『そ、そんな事…』
「でも、人一倍努力するし、自分より人の事って子だから…ホントにいい子です!」
『ちょっと、百合!』
「任せとけーい!俺が一生守ったるわい!」
「え?嘘!今のプロポーズ?」
「プロポーズなら、もうしたで?」
「えーー!」
『ちょっと!』
「ホント?久美」
『う、うん…』
「はぁ…極妻かぁ…久美が」
「あんたら、覚悟しーやってやつか?」
「それそれ!」
「久美にはそんな事させんから安心しろや」
『え?』
「お前は側に居るだけでエエわ」
「ヒューっ!」
は、恥ずかしいです…真島さん…
「こんなハッキリと愛情表現してくれる人日本人でなかなか居ないよね!羨ましい〜!幸せだね!久美」
『う、うん』
「思った事言うてるだけやん」
「それをしない男が多いんですよ!」
『確かに…』
「そーなんか…あっ!久美今前に付きあっとったやつの事思い出してたやろ!」
『え?え、いや、あの』
「真島さん、過去にもヤキモチ妬いちゃうんですか!」
「そりゃそーや、考えただけで腹立つわ」
「アハハハ!久美大変だぁー!」
『笑い事じゃ…』
そんなこんなで、盛り上がってたのは二人で
私はタジタジだったんだけど
なんだか、自分の友達と仲良く話してくれる真島さんを見てたら嬉しくなっちゃった
百合を駅まで送って帰り道、手を繋いで歩く
見上げると真島さんは、こっちを見てニコッとする
「エエ友達持ったなぁ」
『はい』
「そら、久美の友達やからな」
『フフッ』
「俺、ワクワクすんねん」
『何がですか?』
「これから久美と夫婦になってどないな生活していくんかなとか考えたらや」
『…』
「未来にワクワクした事なんか無かったんやで、今まで…ま、極道やからな」
「そりゃ桐生ちゃんとの喧嘩はワクワクするけどな」
『そこですか〜?』
「人の事、こんなに知りたい、何かしてやりたいなんて思うたことないわ」
「絶対に失くしたくないなんて思うたこともないわ、俺が幸せにしてやるんやって思うたのも」
『…真島さん』
「俺の幸せは久美の幸せや」
「久美のこと、ホンマに大切や。壊したくない…大事に大事に愛したいんや」
『…』
『私も!』
「ん?」
『私も凄く凄く真島さんのこと大切です』
「そ、そうなんか」
『傷付いてほしくないし、怪我も心配だし…でも、真島さんはそう言う立場だから、それを望んでるから…だから私に出来る事は…側でいつも見てる事かなって…そんな事しか出来ないけど、でも…いざとなったら私も戦います!』
キョトン顔の真島さん…
「ヒッヒッ!こりゃまた強い後ろ盾が出来たなぁ」
『任せてください!』
「久美を悲しませるようなことせんよ」
『…』
「心配すんなや、俺、強いしなっ!」
そう言うとポンポンと頭を叩く
「よっしゃー!帰って愛を確かめ合おう!」
『ちょっと!またそこですか?』
「あったりまえや!」
『も、もう…』
「久美も好きやろ?ん?」
『…は…ぃ』
「声が小さいで?」
『んもう!はーい!』
「ヨシヨシ!」
「ほな、急いで帰るで!」
繋いだ手をブンブン振りながら
私と真島さんは走り出す
この繋いだ手は
絶対に離れないと
絶対に離さないと…二人とも心に誓って
END
another story
sapphire blue〜another story
「来たらなんや俺の話しとったから、つい聞き耳立ててしもうたわ」
『ちょっと!』
「真島さんも、座って下さいよ」
「んああ、せやな」
私の隣に腰掛けてタバコを取り出す
「あ、タバコエエか?」
「大丈夫ですよ」
「おおきに」
フゥーっと美味しそうに煙を吐き出す真島さん
「なーに見惚れてんのよ!久美」
『え?ちがっ』
「ほぉー…」
『いやいや、その』
「真島さん、久美のこと宜しくお願いします!」
「んあ?お、おう!」
「久美、ホントに自己肯定感低すぎるんですよ、だから何かある度に自分があーだからこーだからって悩むんです」
「あー、わかるわそれ」
『そ、そんな事…』
「でも、人一倍努力するし、自分より人の事って子だから…ホントにいい子です!」
『ちょっと、百合!』
「任せとけーい!俺が一生守ったるわい!」
「え?嘘!今のプロポーズ?」
「プロポーズなら、もうしたで?」
「えーー!」
『ちょっと!』
「ホント?久美」
『う、うん…』
「はぁ…極妻かぁ…久美が」
「あんたら、覚悟しーやってやつか?」
「それそれ!」
「久美にはそんな事させんから安心しろや」
『え?』
「お前は側に居るだけでエエわ」
「ヒューっ!」
は、恥ずかしいです…真島さん…
「こんなハッキリと愛情表現してくれる人日本人でなかなか居ないよね!羨ましい〜!幸せだね!久美」
『う、うん』
「思った事言うてるだけやん」
「それをしない男が多いんですよ!」
『確かに…』
「そーなんか…あっ!久美今前に付きあっとったやつの事思い出してたやろ!」
『え?え、いや、あの』
「真島さん、過去にもヤキモチ妬いちゃうんですか!」
「そりゃそーや、考えただけで腹立つわ」
「アハハハ!久美大変だぁー!」
『笑い事じゃ…』
そんなこんなで、盛り上がってたのは二人で
私はタジタジだったんだけど
なんだか、自分の友達と仲良く話してくれる真島さんを見てたら嬉しくなっちゃった
百合を駅まで送って帰り道、手を繋いで歩く
見上げると真島さんは、こっちを見てニコッとする
「エエ友達持ったなぁ」
『はい』
「そら、久美の友達やからな」
『フフッ』
「俺、ワクワクすんねん」
『何がですか?』
「これから久美と夫婦になってどないな生活していくんかなとか考えたらや」
『…』
「未来にワクワクした事なんか無かったんやで、今まで…ま、極道やからな」
「そりゃ桐生ちゃんとの喧嘩はワクワクするけどな」
『そこですか〜?』
「人の事、こんなに知りたい、何かしてやりたいなんて思うたことないわ」
「絶対に失くしたくないなんて思うたこともないわ、俺が幸せにしてやるんやって思うたのも」
『…真島さん』
「俺の幸せは久美の幸せや」
「久美のこと、ホンマに大切や。壊したくない…大事に大事に愛したいんや」
『…』
『私も!』
「ん?」
『私も凄く凄く真島さんのこと大切です』
「そ、そうなんか」
『傷付いてほしくないし、怪我も心配だし…でも、真島さんはそう言う立場だから、それを望んでるから…だから私に出来る事は…側でいつも見てる事かなって…そんな事しか出来ないけど、でも…いざとなったら私も戦います!』
キョトン顔の真島さん…
「ヒッヒッ!こりゃまた強い後ろ盾が出来たなぁ」
『任せてください!』
「久美を悲しませるようなことせんよ」
『…』
「心配すんなや、俺、強いしなっ!」
そう言うとポンポンと頭を叩く
「よっしゃー!帰って愛を確かめ合おう!」
『ちょっと!またそこですか?』
「あったりまえや!」
『も、もう…』
「久美も好きやろ?ん?」
『…は…ぃ』
「声が小さいで?」
『んもう!はーい!』
「ヨシヨシ!」
「ほな、急いで帰るで!」
繋いだ手をブンブン振りながら
私と真島さんは走り出す
この繋いだ手は
絶対に離れないと
絶対に離さないと…二人とも心に誓って
END
another story
sapphire blue〜another story
3/3ページ