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十六章 幸せになろう END
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秋山さんとの事があって、暫くお店も休んでいた
真島さんが連絡してくれたみたいで、久々に出勤すると百合やみんなが凄く心配してくれた
みんなには、具合が悪くなった…とだけ言ってたみたいで色々聞かれたけどなんとか誤魔化した
「ねぇ久美、今日飲み行かない?」
『え?あ、うん』
「真島さんも誘っていいよ」
『え?』
「心配するだろうから!」
『フフッ』
「あ、お客さんだよ」
『いらっしゃいませ』
入り口を見ると冴島さんと桐生さん…
「おう、久美」
「もう仕事して大丈夫なのか?」
『はい、もうスッカリ』
「良かったな」
『どうぞこちらへ』
「桐生がどうしても久美の顔見たいっちゅうてな」
「お、おい!冴島もソワソワしてたじゃねーか!」
『フフフ、ご心配かけてすいませんでした』
私はペコっと頭を下げる
「何も気にせんでエエぞ、俺らより兄弟の方が…な」
「そうだな、あんな兄さん見たことねーぜ」
『私…ホントに馬鹿なことして、真島さんに辛い思いさせちゃって』
「アレは兄弟が悪いんや」
『え?』
「中学生や高校生じゃあるまいし、自分の惚れとる女が傷付いとるのに逃げおって」
「ん、まあな」
『いえ…でももし逆の立場だとしたら、私も自信ないですよ』
「ま、でもやっぱりアイツは久美から離れられんっちゅうことやな」
「その勢いでプロポーズするくらいだからな」
『フフフっ恥ずかしいです…』
冴島さんと桐生さんのお料理を運びながら
色んな事を教えてもらった
私を病院に運んだときの真島さん
私が眠り続けているときの真島さん
『自分でも、まさかあんな事するとは思いませんでした…ホントに真島さんともう会えないかも、とか出て行くときの顔とか思い出したら衝動的に…』
「それだけ久美も兄弟のこと思ってんねんな」
「そうだな、お互いに失いたくない大事な存在なんだよ」
「ワシらもおるから、安心せい」
『心強いです』
閉店業務を終えて
真島さんへ電話する
「もしもーし」
『あ、真島さん』
「久美、終わったんか?」
『はい、お疲れ様です』
「お疲れさん」
『あの、少し百合と飲みに行ってきます』
「ああ、百合ちゃんも心配しとったからな」
『で…良かったらお仕事終わったら…真島さんもどうですか?』
「ん?女の子同士で積もる話もあるやろ」
『えっと…百合が真島さん心配するだろうからって…』
「ヒッヒッ、そりゃ心配やで、んなら後でちこっと顔出すわ、どっちみち迎えに行くしな」
『わかりました!じゃあ』
「おう、飲みすぎたらアカンで」
『はーい』