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十五章 信じるか信じないか
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それから、2日間久美は眠り続けた
時間の許す限り側にいた
また、久美の笑顔が見たい
俺に笑いかけてくれや
もっともっと大切にするから―頼む―
『ん…』
「久美?」
『…』
「久美、俺やで、ここに居るで!」
『ま…じ…ま』
「久美…良かった…」
『ごめ…んな…さい…』
「エエよ、久美が生きとったらそれでエエ」
『わた…し…バカな…こと…して…』
「俺のせいや…おまえは悪くない」
『でも…』
「今はいいから、な?ゆっくりしよ?」
『うん…』
久美の手を握りしめて、またコイツの体温を感じて俺はホッとした
もう、何があったかなんてどうでもいい
久美が俺の側にいて、こうして生きてくれてるだけでいい
俺は、大事な事を忘れてたんや
久美が生きて笑顔でいること
その笑顔を俺が守るんやないか
病室の外から兄弟に電話する
「おう」
「なんや、久美になんかあったんか!」
「いや、目が覚めたわ…久美」
「はぁ…ほか」
「兄弟…ホンマ…良かったわ」
「ああ、ちゃんと見ててやりよ?」
「ああ…わかっとる」
「今は、お前が一番必要や」
「ああ、せやな」
久美のことがあって、オレは秋山とは話もしてなかった
殴らないでいられる保証はない
怒りが収まらん
兄弟が来てくれたから、久美のことを任せて
秋山の所へ行く
途中で、桐生ちゃんに会った
「兄さん!」
「桐生ちゃんか…」
「久美大丈夫なのか?冴島に話は聞いた」
「大丈夫や、さっき目が覚めたわ」
「そっか…良かった」
「どこ行くんだ?久美の所にいてやらなくていいのか?」
「秋山んとこや」
「なに?」
「話せなアカンやろ」
「お、俺も一緒に行く」
「あ?なんでや」
「兄さん…一人じゃ危ないだろ」
「フッ…勝手にせい」
二人でスカイファイナンスのビルへ向かう
階段を昇るとドアに張り紙があった
〈暫くお休み致します〉
「なんや、おらんのかいな」
ドンドン
「秋山ぁーワシや!」
奥に人影が見える
「おるんやろ?!開けぇ!」
ガチャ
「秋山…」
「兄さん、落ち着け」
「真島さん」
事務所のソファに腰掛けて
黙っとる
「秋山、どういう事やねん、久美のこと騙して連れてきて…」
「謝りませんよ」
「あ?なんやて?」
「僕も久美ちゃんのこと、本気で愛してますから」
「何言っとんのや」
「お前…久美は兄さんの」
「わかってますよ!そんなこと」
「あんな…惚れるのは勝手や、せやけどお前のやったことは鬼畜の所業や」
「…」
「久美がどんだけ辛い思いしとると思ってんねん」
「僕が、久美ちゃんのことを抱けば…きっと真島さんは許さないと思ったんですよ。」
「ああ?」
「独占欲が強いから、他の男に抱かれた久美ちゃんのことを手放すと…」
コイツっ…
「そら残念やったな」
「…?」
「そないなことで手放さへんで」
「…っ!」
「久美を失うより辛いことなんかあらへん」
「秋山、お前そんなことして久美が幸せだと思うのか?」
「幸せにしてみせますよ」
「無理だ、久美は兄さんに惚れてる」
「…っ」
「だから、兄さんにすまないと…死のうとした」
「え!?」
「俺は許すで、久美の事」
「そもそも久美が悪いんやない」
「悪いのは…俺ですよ」
「せやな」
「もう二度と、久美の前に顔出すんやないで」
「でもっ!」
「いい加減にせーよ…」
「…うっ…」
「俺が必ず久美の傷は癒やしてやる、またあの笑顔を取り戻す」
そう言ってスカイファイナンスを後にする
時間の許す限り側にいた
また、久美の笑顔が見たい
俺に笑いかけてくれや
もっともっと大切にするから―頼む―
『ん…』
「久美?」
『…』
「久美、俺やで、ここに居るで!」
『ま…じ…ま』
「久美…良かった…」
『ごめ…んな…さい…』
「エエよ、久美が生きとったらそれでエエ」
『わた…し…バカな…こと…して…』
「俺のせいや…おまえは悪くない」
『でも…』
「今はいいから、な?ゆっくりしよ?」
『うん…』
久美の手を握りしめて、またコイツの体温を感じて俺はホッとした
もう、何があったかなんてどうでもいい
久美が俺の側にいて、こうして生きてくれてるだけでいい
俺は、大事な事を忘れてたんや
久美が生きて笑顔でいること
その笑顔を俺が守るんやないか
病室の外から兄弟に電話する
「おう」
「なんや、久美になんかあったんか!」
「いや、目が覚めたわ…久美」
「はぁ…ほか」
「兄弟…ホンマ…良かったわ」
「ああ、ちゃんと見ててやりよ?」
「ああ…わかっとる」
「今は、お前が一番必要や」
「ああ、せやな」
久美のことがあって、オレは秋山とは話もしてなかった
殴らないでいられる保証はない
怒りが収まらん
兄弟が来てくれたから、久美のことを任せて
秋山の所へ行く
途中で、桐生ちゃんに会った
「兄さん!」
「桐生ちゃんか…」
「久美大丈夫なのか?冴島に話は聞いた」
「大丈夫や、さっき目が覚めたわ」
「そっか…良かった」
「どこ行くんだ?久美の所にいてやらなくていいのか?」
「秋山んとこや」
「なに?」
「話せなアカンやろ」
「お、俺も一緒に行く」
「あ?なんでや」
「兄さん…一人じゃ危ないだろ」
「フッ…勝手にせい」
二人でスカイファイナンスのビルへ向かう
階段を昇るとドアに張り紙があった
〈暫くお休み致します〉
「なんや、おらんのかいな」
ドンドン
「秋山ぁーワシや!」
奥に人影が見える
「おるんやろ?!開けぇ!」
ガチャ
「秋山…」
「兄さん、落ち着け」
「真島さん」
事務所のソファに腰掛けて
黙っとる
「秋山、どういう事やねん、久美のこと騙して連れてきて…」
「謝りませんよ」
「あ?なんやて?」
「僕も久美ちゃんのこと、本気で愛してますから」
「何言っとんのや」
「お前…久美は兄さんの」
「わかってますよ!そんなこと」
「あんな…惚れるのは勝手や、せやけどお前のやったことは鬼畜の所業や」
「…」
「久美がどんだけ辛い思いしとると思ってんねん」
「僕が、久美ちゃんのことを抱けば…きっと真島さんは許さないと思ったんですよ。」
「ああ?」
「独占欲が強いから、他の男に抱かれた久美ちゃんのことを手放すと…」
コイツっ…
「そら残念やったな」
「…?」
「そないなことで手放さへんで」
「…っ!」
「久美を失うより辛いことなんかあらへん」
「秋山、お前そんなことして久美が幸せだと思うのか?」
「幸せにしてみせますよ」
「無理だ、久美は兄さんに惚れてる」
「…っ」
「だから、兄さんにすまないと…死のうとした」
「え!?」
「俺は許すで、久美の事」
「そもそも久美が悪いんやない」
「悪いのは…俺ですよ」
「せやな」
「もう二度と、久美の前に顔出すんやないで」
「でもっ!」
「いい加減にせーよ…」
「…うっ…」
「俺が必ず久美の傷は癒やしてやる、またあの笑顔を取り戻す」
そう言ってスカイファイナンスを後にする