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十四章 届かない思い
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ふと、目が覚めた
ん…何処?ここ
覚醒しきらない頭で起き上がる
見慣れない風景に毛布を掛けられた私
ハッ!
毛布をバッと捲ってみる
『そ、そんな…嘘…』
私は下着姿だった…
なんで?え?どうして?
カチャ
「目が覚めたかな?」
振り向くとそこには
『秋山さん…』
「気失っちゃったんだよ」
『あの…これは…』
「ハハ…ごめん…」
『いやあの!』
「我慢…出来なかった」
嘘でしょ?
そんな…
ドンドン!
「おい!秋山っ!」
え?
「あー、真島さん来ちゃったか〜」
『ッッ!待って!だめ』
「秋山ぁー!ブチ破るぞ!」
「あー、待って下さい、今開けますよ」
いや…だめ!こんな所見られたら…
ガチャ
バーンっ!
「久美っ!」
『ま、真島…さん』
私を見て、真島さんは一瞬固まる
毛布を上まで引き上げて見られないようにするけど、そんな事意味がなくて…
「どういう事やねん…」
『真島さん…』
「どないなっとんねん!おい!秋山ぁー!」
「見たまんまですよ」
「なんやと?」
『ち、違う!いやぁー!』
「久美…」
「お前…秋山と」
『ぅ…ち…がう…』
涙が溢れる
どうしてこんな…
そんな眼で見ないで…お願いだから…
「…」
秋山さんは何も言わない
「帰るで久美、早よ服着ろや」
凄く凄く…冷たい声
私はテーブルに畳んであった服を着る
震える手がブラウスのボタンをなかなかはめられない…
「貸しや」
ボタンを一つ一つ留める真島さんの指も…震えてる
「秋山…後でまた来るわ」
私の手を引いて、そのドアを出る
カンカンカンと音を立てて下へ降りると
車が待っていた
中に押し込まれドアが閉まる
「家行けや」
「はい、親父」