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一章 日常が変わる日
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『いらっしゃいませ』
「二人や」
『かしこまりました、どうぞこちらへ』
「おおきに」
『ご注文お決まりになりましたらお呼びください』
「あー、先ずビールくれや」
『はい、かしこまりました』
バックヤードに戻って瓶ビールを2本と冷えたグラスをトレーに乗せる
まだメニューを見る二人の所へ行き
『ビールお持ちいたしました。お注ぎしても宜しいですか?』
「あん?なんや注いでくれんのか」
『え?あ、はい』
「んなら、お願いするわ」
『はい…』
お二人のグラスにそれぞれビールを注ぐ
「ほぉ、上手いもんやな」
『あ、ありがとうございます』
「んじゃ、ネェちゃん、Bコース2つで頼むわ」
『Bコースですね、かしこまりました』
バックヤードへ帰ると
「ねぇ!ねぇ!あの人ヤクザだよね」
『ん〜多分』
「いや、だってあんなにガッツリ入れ墨入ってて普通の会社員って事はないでしょ」
『そりゃそーだ』
『んでも、話した感じは至って普通…だと思うよ』
「昼間からBコースって、お金あるんだな〜ヤクザって」
『Bコース2つでお願いします』
「はいよ!前菜持ってって」
『はい』
『失礼いたします』
『こちら、蒸し鷄の前菜でございます』
「おおきに」
「んで、そらどういうことやねん」
「それが真島組の上納金が少ないのになんで若頭補佐なんだって」
「知るか!んなもん!やりたくてやっとるわけやないわ!」
なんとなく聞き耳を立てながら席から離れると
「あ、ネェちゃん、ビールもう2本追加や」
『はい、かしこまりました』
いそいそとビールを用意して持っていく
「んじゃなにか?東城会は上納金の額で若頭決めるって言うんか?まあ、わかりやすいけどなぁ」
『失礼いたします』
ビールをテーブルに置く
去ろうとすると
「注いでくれんのんか?」
『え?あ、お注ぎ致します』
「なんや、注いでくれんのは最初の一本なんか」
『え?ええと、はい』
「そら悪いことしたの」
『いいえ、言って下さればお注ぎ致します』
「真島さん、ここキャバクラじゃないですからね」
「わーっとるわ!んなこと!ネェちゃんが注ぐの上手やったからまた頼んだんや」
『あ、ありがとうございます』
「ネェちゃん、笑うと可愛いやないか」
『え?あ、』
「ヒヒッ!」