そして、お祭りの当日

弥生さんが、浴衣の着付けと髪の毛を結ってくれた
『わぁ…素敵』
「もうすぐ迎えに来るってさ」
『わわわわ…なんか緊張しちゃう…』
「久美…アンタ」
『はい？』
「真島に惚れたんだろ」
『えええええ？』
『そ、そんな』
「なんだい、恥ずかしがることなんてないよ。人を好きになるってのは素敵なことじゃないか」
『でででも…』
「難しく考えないで楽しんでおいで」
『はい！』

真島さんが迎えに来てくれた…んだけど…だけど…ヤバイ…です…
浴衣姿の真島さん…素敵過ぎる

「久美ちゃん…その…めっちゃかわええ…で」
頭をポリポリ掻きながら真島さんが褒めてくれた
『あ、あの…真島さんこそ！素敵…です…』

「何やってんだい、早く行ってきな！」

「お、おう…久美ちゃん行こか？」
『は、はい！』

はぁ…堪らんわぁ…やっぱり久美ちゃんかわええ…
はぁ…素敵、素敵、素敵過ぎる！真島さん…

影から見ていた錦山さんと冴島さんが
「何やあいつら…お互いに照れとるな」
なんて言ってたのは露知らず…