ついに来たこの日！
朝からソワソワ
「祭りも花火大会も夜やで？なにソワソワしてんねん」
（だって！めっちゃウキウキなんだもーん）
「ヒッヒッヒ何やねんそりゃ」
「久美の浴衣姿楽しみやなぁ♥」
お昼ご飯を食べて、アタシはいそいそと準備をする
「あ？どこ行くんや？」
（美容院ですよ〜髪セットしてもらうの！）
「そこまでやんのかい」
（うふふ）
（吾朗さんは、お昼寝でもしてて下さい）
「あいあい」
「女は何やるにも時間かかるのぅ」

美容院へ行って着付けと髪の毛をセットしてもらう。
年明けに髪を短くしたから、結えるかなぁと心配だったけど、可愛くしてもらった！
ルンルンで家に帰る途中

「久美？｣
振り向くと桐生さんだ
（桐生さん）手を振る
「久美…浴衣か。似合ってるな」
（えへ）
「兄さんと出掛けるのか？」
携帯を取り出し
（はい、花火大会です！）
「へぇ〜いいな」
（今度はみんなで行きましょ？）
「また、久美の浴衣姿にみんな大騒ぎになるぞ」
（そ、そんなことないですよ！）
「いや、兄さんの機嫌が悪くなるのは勘弁だ」
（アハハ）
「じゃあ、楽しんでこいよ！」
（はーい）

久美…やっぱり可愛すぎる…



また、歩いてると
「久美ちゃん」
（錦山さーん）
「えー！どうしたんだよその格好」
（えへ、浴衣でーす）クルッと回ってみる
「いやぁ、スゲー破壊力だな」
（なんですかそれ）
「ノックアウトだぜ」
（ぶっ！）
「まーた真島さんが惚れなおしちゃうな」
（そーかなーうふふ）
「何だよコイツ！嬉しそうな顔しやがって！」
コツンとオデコをゲンコツされる
（いたっ）オデコを擦りながら錦を見ると
「マジで可愛いな」
（ちょ、ちょ、）
「ハハ！お前まだそんな初心なのな！」
（あーもう！）バチン
「いってー！ハイハイ久美ちゃんはいつまでもそのままでいてください！」
「んじゃなー」

マジやべぇ…真島さんいいなぁ…




そして、家の近くまで来たら
「久美やないか」
（冴島さん）
「なんやエライ可愛くなっとるな」
（えへへ）
「照れるなや」
「なんや兄弟は家におるのか？」
（あ、いると思いますよ。一緒に行きましょ）
「ああ、ちょっと用事なんやけど直ぐ終わるからな」
（夕方までまだ時間ありますからゆっくりしてって下さい）
「ふふ、おおきに」

久美…なかなかエエな浴衣姿…