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元の世界
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アタシが【龍が如く】の世界に来て、事務所から兄さんの家に移って暮らし始めた頃
「久美!」
『は、はい?』
「なんや、起きてたんか?そんなとこで何やっとるん?」
『あ、はい…なんか目が覚めちゃったので…』
『なんか朝の冷たい空気も気持ちいいな〜と思って』
「ん…」
兄さんに後ろから抱き締められる
「目が覚めたら隣に居らんからびっくりしたで」
『ふふっ』
「こないに冷えて」
「大丈夫ですよ」
「だめや!久美が風邪でもひいたら俺仕事行かん!」
「子供じゃないんですから」
「んなもん、心配で仕事なんかしてられるか!」
「ほれ、もう部屋に入りぃ」
兄さんは過保護である
甘々の甘ちゃんだ
ここの世界ってアマアマな人しか居ないのかな…
「…桐生ちゃんの事言えないじゃん…」
「ん?なんや?」
「あ、何でもないです」
「んんん?」
顔を覗き込んでくる
「ちょ、近いです!」
まだ、慣れない
兄さんがカッコ良すぎて、見つめられると恥ずかしくて…
「久美はホンマに初心やなぁ〜」
と言ってアタマをポンポンとしてくる
これがアタシはとっても好き
多分、アタシが嬉しそうな顔になるのを兄さんはわかってやってると思う
そう。兄さんには何でもお見通しなのだ
兄さんは、今日は真島建設の方の仕事だって言って神室町には居ないからと西田さんにアタシの事を頼んでいった
「なんかあったら、直ぐ連絡するんやで!」
と言って出かけて行った
アタシは、部屋の掃除したり洗濯したりしてひと通りやる事を終えたらソファでマッタリとしていた。ウトウトしてそのまま眠ってしまったらしい
夢を見ていた
アタシの目の前には男の人
何かとても怖い顔をしてる
突然思いっきり殴られる
倒れ込んだところを蹴られる
アタシは怖くて身体を丸めて震えてる
見下ろす男の目はとても冷たくて
アタシは動けずにいた
パッと場面が変わると
アタシは必死に走ってる
後ろを振り返りながら
ハァハァと息が上がる
ガシっと腕が掴まれた
振り向くと、あの恐ろしい目をした男
乱暴に腕を引かれ、道路に倒される
道行く人はチラッと見るけど
誰も助けてくれない
「お前みたいな女、誰にも愛されないよ」
その言葉だけが聞こえた
何でそんなことを言われたのか
何でアタシはこの人に暴力を振るわれてるのか
「逃げても無駄だ、どこまでも追いかけて捕まえてやる」
そして、部屋の天井が見える…息ができない…苦しい!大きな手がアタシの首を締めてる
ああ…もう死ぬんだなと思いながら意識が無くなる…最後に見えたのは…恐ろしい目をした男の顔だった
ハッとして目が覚めた
「久美!」
『は、はい?』
「なんや、起きてたんか?そんなとこで何やっとるん?」
『あ、はい…なんか目が覚めちゃったので…』
『なんか朝の冷たい空気も気持ちいいな〜と思って』
「ん…」
兄さんに後ろから抱き締められる
「目が覚めたら隣に居らんからびっくりしたで」
『ふふっ』
「こないに冷えて」
「大丈夫ですよ」
「だめや!久美が風邪でもひいたら俺仕事行かん!」
「子供じゃないんですから」
「んなもん、心配で仕事なんかしてられるか!」
「ほれ、もう部屋に入りぃ」
兄さんは過保護である
甘々の甘ちゃんだ
ここの世界ってアマアマな人しか居ないのかな…
「…桐生ちゃんの事言えないじゃん…」
「ん?なんや?」
「あ、何でもないです」
「んんん?」
顔を覗き込んでくる
「ちょ、近いです!」
まだ、慣れない
兄さんがカッコ良すぎて、見つめられると恥ずかしくて…
「久美はホンマに初心やなぁ〜」
と言ってアタマをポンポンとしてくる
これがアタシはとっても好き
多分、アタシが嬉しそうな顔になるのを兄さんはわかってやってると思う
そう。兄さんには何でもお見通しなのだ
兄さんは、今日は真島建設の方の仕事だって言って神室町には居ないからと西田さんにアタシの事を頼んでいった
「なんかあったら、直ぐ連絡するんやで!」
と言って出かけて行った
アタシは、部屋の掃除したり洗濯したりしてひと通りやる事を終えたらソファでマッタリとしていた。ウトウトしてそのまま眠ってしまったらしい
夢を見ていた
アタシの目の前には男の人
何かとても怖い顔をしてる
突然思いっきり殴られる
倒れ込んだところを蹴られる
アタシは怖くて身体を丸めて震えてる
見下ろす男の目はとても冷たくて
アタシは動けずにいた
パッと場面が変わると
アタシは必死に走ってる
後ろを振り返りながら
ハァハァと息が上がる
ガシっと腕が掴まれた
振り向くと、あの恐ろしい目をした男
乱暴に腕を引かれ、道路に倒される
道行く人はチラッと見るけど
誰も助けてくれない
「お前みたいな女、誰にも愛されないよ」
その言葉だけが聞こえた
何でそんなことを言われたのか
何でアタシはこの人に暴力を振るわれてるのか
「逃げても無駄だ、どこまでも追いかけて捕まえてやる」
そして、部屋の天井が見える…息ができない…苦しい!大きな手がアタシの首を締めてる
ああ…もう死ぬんだなと思いながら意識が無くなる…最後に見えたのは…恐ろしい目をした男の顔だった
ハッとして目が覚めた