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やらんとならん事
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セレナにて…
トボトボと歩いてたら冴島さんとバッタリ会って
「久美どないした?」
『あ、冴島さん』
「なんやそないボーッとして歩いとったら危ないで」
と言うことでセレナに連れて来られた
『冴島さん…真島さんの事なんですけど…』
「まあ、久美がそないな顔しとるのは兄弟の事しかないやろな」
『え?あ…あは』
「で?どないしたんや」
『この前、夜中に帰ってきた真島さんが返り血を浴びた姿でして…』
「ほぉ…」
『そんな姿を見せたくなかったと…』
「んー、まあ兄弟の気持ちはわかるわな」
『でも、前に松島に襲われた後に言われたことがあったんです』
「なんや」
『カタギの久美にはカタギのやつの方が相応しいって。その時は、アタシは真島さんじゃなきゃ嫌だ!って言ってとりあえず収まったんです。でも、なんか時々まだ気にしてるような気がして…』
んー…と冴島さんは考えてる
「兄弟はな、ああ見えてもしかした俺らの中じゃ一番真面目なんや。ヤクザで真面目ってのはおかしいけどな、もちろん喧嘩となると頭おかしくなる奴や、ただなんの考えもなく殴り飛ばす訳やない」
『はい』
「その時の喧嘩な、松島組に行ってたんや」
『え?』
「そりゃ、あの時に桐生がボコボコにしてきたんはわかっとってもな、兄弟としてもナメられたままには出来んのや。それがこの世界や。しかも、大事な久美を攫われたんや、あのまま黙っとったらナメられてまたやられる可能性もある、それにほかの組に狙われる恐れもある、まあ、見せしめみたいなもんやな」
『そうだったんですね』
「だから、あれやってアイツにとっては意味のある喧嘩や」
『はい』
「兄弟は、久美が居るようになってから大分落ち着いたわ。無闇矢鱈な喧嘩をせんくなった。それは狂犬としては良くないのかもしれん、せやけど人としてはエエ事とちゃうか?」
「俺らやって人間や。楽しい、悲しい、幸せ、辛い。人並みに感じるんやで?」
『そうですね』
「そやけど、東城会いう組の幹部を務めるその重みもある。兄弟本人も葛藤してるとこはあると思うで」
『アタシは、何をしてあげれますか?真島さんに…』
「久美は、そのままでエエんやないか?」
『へ?』
「なんかしてもらおうなんて思うとらんわ、アイツは」
『で、でも…』
「大丈夫や、アイツは久美に本気で惚れとる。恐らく初めてかもしれんな、アイツがこんなに女に惚れるのは」
『えぇ!』
「アイツはあんまり人に肩入れせんようにする所があったんや、けど久美のことは離せへんのやろ。それでわかるやろ?」
『は、はい…それは素直に嬉しいです』
「心配せんでも大丈夫や」
トボトボと歩いてたら冴島さんとバッタリ会って
「久美どないした?」
『あ、冴島さん』
「なんやそないボーッとして歩いとったら危ないで」
と言うことでセレナに連れて来られた
『冴島さん…真島さんの事なんですけど…』
「まあ、久美がそないな顔しとるのは兄弟の事しかないやろな」
『え?あ…あは』
「で?どないしたんや」
『この前、夜中に帰ってきた真島さんが返り血を浴びた姿でして…』
「ほぉ…」
『そんな姿を見せたくなかったと…』
「んー、まあ兄弟の気持ちはわかるわな」
『でも、前に松島に襲われた後に言われたことがあったんです』
「なんや」
『カタギの久美にはカタギのやつの方が相応しいって。その時は、アタシは真島さんじゃなきゃ嫌だ!って言ってとりあえず収まったんです。でも、なんか時々まだ気にしてるような気がして…』
んー…と冴島さんは考えてる
「兄弟はな、ああ見えてもしかした俺らの中じゃ一番真面目なんや。ヤクザで真面目ってのはおかしいけどな、もちろん喧嘩となると頭おかしくなる奴や、ただなんの考えもなく殴り飛ばす訳やない」
『はい』
「その時の喧嘩な、松島組に行ってたんや」
『え?』
「そりゃ、あの時に桐生がボコボコにしてきたんはわかっとってもな、兄弟としてもナメられたままには出来んのや。それがこの世界や。しかも、大事な久美を攫われたんや、あのまま黙っとったらナメられてまたやられる可能性もある、それにほかの組に狙われる恐れもある、まあ、見せしめみたいなもんやな」
『そうだったんですね』
「だから、あれやってアイツにとっては意味のある喧嘩や」
『はい』
「兄弟は、久美が居るようになってから大分落ち着いたわ。無闇矢鱈な喧嘩をせんくなった。それは狂犬としては良くないのかもしれん、せやけど人としてはエエ事とちゃうか?」
「俺らやって人間や。楽しい、悲しい、幸せ、辛い。人並みに感じるんやで?」
『そうですね』
「そやけど、東城会いう組の幹部を務めるその重みもある。兄弟本人も葛藤してるとこはあると思うで」
『アタシは、何をしてあげれますか?真島さんに…』
「久美は、そのままでエエんやないか?」
『へ?』
「なんかしてもらおうなんて思うとらんわ、アイツは」
『で、でも…』
「大丈夫や、アイツは久美に本気で惚れとる。恐らく初めてかもしれんな、アイツがこんなに女に惚れるのは」
『えぇ!』
「アイツはあんまり人に肩入れせんようにする所があったんや、けど久美のことは離せへんのやろ。それでわかるやろ?」
『は、はい…それは素直に嬉しいです』
「心配せんでも大丈夫や」