「久美ちゃんもう真島さんとの生活はなれたか？」
錦山さんが訪ねてきた
『はい、とっても良くしてもらってます』
「そりゃこんなに可愛い子が毎日家に居たら最高だよな」
『そ、そんなことないです…』
「羨ましいなぁ、真島さん」

カランカラン

「こんばんは〜」
「あ、久美ちゃん！」
『秋山さんこんばんは』

スカイファイナンスの秋山さん
この中ではヤクザさんじゃない貴重な存在
キャバクラも経営してるみたいだけど、いつもそんなに忙しそうじゃないんだよな〜

「今日は真島さんと一緒じゃないの？」
『あ、はい。先に言ってるようにって』
「なーんだ…後から来るんだ〜」
『え…？』
「フッ…何でもないよ」
そう言って髪を撫でてくる
秋山さんは、スキンシップがちょっと多い
だから、真島さんも「金貸しには気をつけろ」って言ってる

「あんまり触ると真島さんに怒られると思うぞ」

フフッ錦山さんに睨まれてる

カランカラン

「邪魔するで」
『冴島さんこんばんは』
「おう、久美来てたんか」
『はい、真島さんと待ち合わせです』
「そういえば兄弟おらんな」

冴島さんとは、真島さんの兄弟分と言うことで比較的早くお友達？になった
最初に会ったときは、物凄く大きくて怖かったけど、猫が好きだったり共通点が多くて直ぐに打ち解けた
それに、とっても優しい！

「なんや、秋山、ちと近うないか？」
「え？そんな事ないですよ〜」
「兄弟にどやされんで」
「なーんか、みんな真島さんに遠慮してますね〜。もっと久美ちゃんと話したいと思ってますよね？」

「そりゃそうだけど、秋山みたいに下心丸出しじゃねーよ」
「せやな、兄弟じゃなくてもいい気はせんな」

そんなに秋山さんって手が早いのかなぁ
確かにスキンシップは多いけど、キャバクラを経営してたりもするから女性の扱いに慣れてるだけのような気もするけど…