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26ー(60)憾み
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とりあえずゴローちゃんが帰ってくるのを待つことに…
頭の中はグルグルと最悪の展開が浮かんでは消して、涙を必死で堪えてコーヒーを入れてソファの上で膝を抱えた
あぁ…
アタシがまだ『寂しい』という感情を持っていた頃はよくこうして膝を抱えて泣いたな
周りの友達という名の悪い仲間達は、決して寂しさは紛らわせてはくれなかった
大人達はアタシを利用するために優しくするけど、その笑顔も胡散臭くて仕方なかった
世の中の高校生が青春してるときに、アタシは身体を売って生きてた
今日のご飯を食べるため
もし…
本当にゴローちゃんの赤ちゃんだとして、ゴローちゃんが要らないって言ったとしたら…
その子供は如何なるんだろう…
なんだか、自分のような人間を作ってしまうんじゃないかって思う
じゃあ、ゴローちゃんをあの女に渡すのかって言われたら…嫌だ
ブルブルっと頭を振る
『決めるのはゴローちゃんだ、アタシは…何も出来ない…』
すっかり冷めてしまったコーヒーは
ただただ苦味だけが強くなっていた