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2ー(35)どうしょうもない女
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今日も桐生ちゃんを追いかけ回して
いい汗かいたわ
Rebirthにでも行ってみっか
カランコロン♪
『いらっしゃい』
『あ、真島さん』
「おう、相変わらず客少ないな」
そう言いながらカウンターに腰掛ける
『フフッ、もっと遅くなると賑わうんですぅ〜、ママが来てからが本番』
「ホンマかいな」
『みんなママ目当てだもん』
『いつものでいい?』
「ああ」
トクトクと注がれるウイスキーの甘い香りが漂ってくる
「久美も飲めや」
『え?ご馳走してくれんの?』
「当たり前やろ」
『わぁーい』
「久美ちゃーん、こっちにも来てよ」
『あ、はいはーい』
『ごめん、真島さんすぐ戻るね』
この小さなスナックは、ママと久美だけで切り盛りしとる
ママは美人で聞き上手、久美は看板娘みたいな感じで明るくて客からは人気や
L字のカウンターの端に座っとった俺は
客とワチャワチャしとる久美を見ながら
チビチビと酒を飲んどった
客のオヤジが久美の腰に手を回す
特に嫌がる素振りも見せん
何やら耳打ちされて久美は頷く
メモを手渡されそれをポケットにしまった
腰に回した手が
短いタイトなスカートの尻を厭らしく撫でとる
あんなオヤジと出来とるわけはなさそうやな
でもなんや…そんな久美を見とったらイラッとした
こんな小さな店や、決まり事なんて無いんやろ
お触りもサービスの内ってわけか
久美の飲みかけのグラスの氷が
溶ける音がする
タバコを咥えると横から火が点いた
『どうぞ』
「ああ、もういいんか?アッチは」
『いいのいいの、アフターのお誘いだから』
「アフター?そんな事もやっとんのか?」
『そーだよ、これも売上のためよ』
「こないちっこい店のためにやけに頑張るんやな」
久美は薄まったウイスキーを飲みながら
『ママに恩があるからね』
と言った