17−(50)記憶とこれから
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公園でもう何本目かのタバコに火をつけた
空に向けて吐き出す紫煙が広がって消えていく
足音が聞こえて隣で軋む音が鳴る
「終わったで」
「何話しとったんですか?」
「フンッ言うわけないやろ」
「やっぱり」
「ええ女やな」
「せやろ?」
「大事にせぇよ」
「わかっとります」
「んならワシは帰るわ」
「ああ…」
親父はパンッと膝を打つと立ち上がり
「近々冴島が戻って来る、日にちが決まったら教えたる、迎えに行け」
「え!?」
「ええな」
「は、はい」
ホンマか…
兄弟が帰ってくる
でも、きっと俺の事恨んどるやろな…
どんな顔して会えばええんやろか…