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1ー(34)最悪な女
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そして…現在の神室町である
そう、あの時のあのマイペース巻き込み女
アイツが神室町に居ったんや
そこは、小さなスナック
【Rebirth】ん?こんな店あったか?このビルは知っとったが…と思って入ってみた
新しい店ならみかじめ取れるしな
そんな事より、引き寄せられるようにドアを開けた
『いらっしゃませ』
俺は、直ぐにわかった
あの時の女や
『ゲッ…』
コイツ、俺の事覚えとらんのか?
まあ、確かに蒼天堀の時と風貌は変わっとるけどやな
こんな眼帯しとるやつなんかそんな居らんやろ?
しかも、ゲッってなんやねん
『あのぉ…お客さんですか?それとも…』
「客やで?」
『あ〜なんだぁ〜、てっきりみかじめ払えって来たのかと思った』
『どうぞ、何飲みます?』
「ああ、ウイスキーロック」
『はーい』
コイツ、ヤクザ見てもビビりもしないんやな
「この店のママか?」
『あ、私?違いますよ、お世話になってるただのホステスです、今ママ買い物に行っちゃったんで』
「ほぉ〜ん」
『はい、どうぞ』
「おおきに」
『お客さん関西の人?』
「ちゃうで」
『あー、じゃあ長いこと関西に居たとかか』
「ついこの間まで蒼天堀に居ったけどな」
『へぇ〜私もちょっとだけ蒼天堀に居ました』
「知っとるわ」
『は?』
「一晩部屋貸してやったの忘れたんか?」
キョトンとした顔で持ったままのタバコがジリジリと音だけを立てる
『ええーーーー!?』
「うっさいわ!」
『ちょ!あの時のお兄さん?』
「せや」
『ちょちょ!変わりすぎじゃない?』
「せやな〜」
『そんなに激しい心境の変化が?』
「まあ、そんなとこや」
『しかも、ヤクザだったんだ…』
「あん時はカタギやったわ」
『…今は?』
「ヤクザや」
『へぇ〜なかなかインパクトあって良いですね』
「ねえちゃん、金髪やしすぐわかったわ」
『あ〜まあ、私はそんなに変わってないかもですね』
『あの時はありがとうございました』
「何年越しの礼やヒヒッ」
「せや、ねえちゃん名前なんて言うん?」
『あ〜名も名乗らずでしたね…久美です』
「久美…か。よう似合っとる」
『似合ってるって褒められてんのかな』
「一応褒めとるつもりや」
『そっか、ありがと!』
「ワシ、真島や真島吾朗」
それから、俺はその店に通うようになった