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16−(49)克服
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道端でチンピラと喧嘩しとる桐生ちゃんを見つけて、しれーっと俺も喧嘩に加わる
「に、兄さん!なんだよ!」
「楽しそうやないけ?俺も混ぜろや」
そんなことをしつつ、どんどん強さを取り戻す桐生ちゃんにワクワクしとった
「せや、この後時間あるか?」
「ん?ああ」
「連れ、紹介するわ」
「ああ」
桐生ちゃんをRebirthに連れていく
『いらっしゃい…あれゴロちゃん』
「桐生ちゃん連れてきたったで〜」
『え〜!堂島の龍!?』
「に、兄さん…コイツか?」
「せや」
「なんか…似てるな…」
『座って座って!』
二人でカウンターに座る
「久美や」
『久美でーす♪』
「あ、ああ…桐生だ」
『ゴロちゃんいつもの?』
「ああ、せやな」
『桐生ちゃんは?』
「き、桐生ちゃん…ってお前」
『だって、桐生ちゃんアタシと歳同じくらいだよね?いいじゃん』
「ヒヒッ、ええやろ〜俺の女」
「なんか…兄さんが二人いるみたいだな」
『10年一緒にいると似ちゃうのかな』
「なんで、10年も一緒にいれたのかわかった気がするよ」
『なんか、褒められてるのかなそれ』
「褒めては無いな」
『アハハハハ!桐生ちゃん面白ーい』
「兄さんが惚れるのがよく分かるよ」
久美と話しながら桐生ちゃんと久しぶりの美味い酒を飲んだ
「久美は飲まないのか?」
「ああ、コイツ再検査なんや」
「どっか悪いのか?」
『悪くないよ〜ゴロちゃんが心配しすぎなの』
「そらお前、心配に決まっとるやろ」
「愛されてる証拠だぞ?」
『んふ…そう思っとく』
「二人はどうやって出会ったんだ?」
「最初に出会ったのは蒼天堀や、カラの一坪のことが起きる少し前やな」
「そんな前からか」
「せや、その後東城会に復帰して偶然入ったこの店で再会したってわけや」
「…兄さんは、てっきりマコトに惚れてんのかと思ってたぜ」
『マコト?』
「余計なこと言うなや桐生ちゃん」
「んあ?あ、スマン」
「まあ、あん時は少しはそんな気もあったかもしれんのぅ…何しろまだ若造やったからな」
『…ふ〜ん』
「ヤキモチ妬くなや」
『妬いてないもーん!』
「それもだが、兄さんモテるだろ?見た目はアレだけど、優しいし」
「見た目もカッコええやろが」
『センスは独特だけどね』
「知れば知るほど惚れると思うぞ?」
『オチオチしてられないねぇ、アタシも』
「フン、兄さんはお前を裏切ったりなんてしないと思うけどな」
『どーなんですか?兄さん?』
「やめろや、そらお前、久美は生涯俺の女やって決まっとるからのぅ、他の女なんて目に入らんわ」
「惚気けるなよ」
『桐生ちゃんも、モテそうだけどね!いい声だし、その声で好きだ…とか言われたら女なんてイチコロじゃん』
「そ、そうか?」
『一応、アタシも女なんで』
「アカンで?久美に手ぇ出すんやないで?桐生ちゃん」
「さすがにそれはしねぇ」
『ゴロちゃんが物好きなんだよ』
「…いや…なかなか可愛いぞ」
「あん?」『え!?』
「こんのスケコマシがぁー!」
『アハハ、ね、桐生ちゃんこれからもお店に来てね!ママめっちゃ美人だから!』
「へぇ〜そりゃ楽しみだな」