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15−(48)親
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数日後、突然風間の叔父貴に呼び出された
天下一通りの風間組の事務所に行くと
そこには嶋野の親父も居った…
「なんですか?こりゃ」
「真島、まぁ座れや」
「は、はい」
「真島、今日呼んだのはまずは、礼を言うためだ」
「礼?」
「彰…錦山の事だ」
「は、はぁ…」
「お前が錦山の事をよく構ってやってくれてたみたいだな」
俺は、親父のことをチラッと見る
「まぁ、親父に言われとったんで」
「妹のこともありがとう」
「それも、親父が病院を見つけてくれたんです」
「そうか…世話になったな嶋野」
「ったく、小さい時から面倒見てた親代わりの割になんもわかっとらんかったようやな」
「そうだな…」
「おかげで錦山も立派に組を大きく出来てる、一馬を受け入れて仲良くやってるようだ」
「そら良かったです」
「しかし、なんで錦山のことをそんなに…」
「アホぉ、アイツがひねくれたら東城会の中ややこしくなるやろ」
「んまぁ、確かにな」
「内輪揉めしとると他所から潰されんで?」
「本当にその通りだ」
「それに、一馬の事を鍛えてくれてるとも聞いた」
「ヒヒッ、んなもんちゃう、あれはただ俺が桐生ちゃんと喧嘩したいだけや」
「真島も嶋野と似てきたな…」
俺が?親父に?
そら嫌やな〜
「お前、今嫌な顔しおったな?」
「そら、嫌やで」
「フフッ、お前達みたいな親子関係もいいもんだな」
「叔父貴、桐生ちゃんは素直すぎる。ま、極道には向かんな」
「確かにそうだな」
「極道でなら、錦山のほうがよっぽど出世すると思うで?」
「そうだな…彰の事をもっと見ててやらないとな…」
ったく
一体何見とったんや
錦山が頑張っとったのは、風間の叔父貴に認めてもらいたかったからやろが
人間、やっぱり完璧な奴は居らんのやのぅ
風間組を出て嶋野の親父が
「テッペン取る言うのも悪くは無いが、その前にテッペン取りたくなるだけの東城会であって貰わなのぅ」
「野心が溢れてて結構ですな」
「お前は女が居ったら他には欲しいもんはないんか」
「別に極道でどうのこうのなりたいわけやあらへん」
「喧嘩が出来りゃええって事か」
「ま、それでええですわ」
「真島」
「は?」
「冴島の事やけどな」
「…」
「ワシと風間で調べとる」
「上野誠和会が絡んどるんや、お前は単独で動くんやないで」
「なんでです?」
「その片目取られただけでも胸糞悪いわ」
「フンッ、穴蔵に入れといてよく言うわ」
「ここまでお前がデカくなるとは思うとらんかったからな!ガハハ」
「せやから、お前はワシらの報告を待っとれ、ええな?」
「ああ、ハイハイ」
っとに、あの親父は何考えとるんか分かりずらいわ
せやけど、ホンマに任せておいてええんやろか
兄弟は…助けられるんやろか