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14−(47)龍の帰還
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やっとやで!
やっとこの時が来たで〜!
堂島の龍、桐生ちゃんが帰ってくる
この事で東城会の内部は今ガチャガチャしとる
俺はどないして迎えようか、それしか頭にあらへん
だから気にもしてなかった
久美を連れてセレナへ行くと、錦山もおった
「よう、桐生ちゃん迎えに行かんのか?」
「ああ、真島の兄貴」
「お前に来て欲しいやろ?桐生ちゃん」
「どんな顔して会えばいいのか…」
「んなもん、いつも通りでええやん」
「え?」
「今までのお前らでええやんか」
「…」
「風間の叔父貴はなんて言っとんのや?」
「いや、桐生は俺の組に入れるって」
「ほぉ…」
「そもそも、東城会に戻りたいんか?桐生ちゃん」
「俺と…一緒にやりたいって言ってたみたいです」
「なーんや、それならもう決まりやな」
「でも…」
「…」
「10年も…アイツの人生無駄にしちまった…」
やっぱりな
身代わりやったんか…
「アイツが自分で選んだ道やろ」
「自分で選んだ事を後からグチグチ言うような奴ちゃうやろ」
「そ、そうですね…」
『ねぇ、その桐生ちゃんってどんな人なの?』
「…俺の…兄弟だ」
『兄弟?』
「ああ、この世界での兄弟や」
『へぇ〜、ならお互いに凄く大事な人だね』
「…ッッ!」
「せやな…」
『ゴロちゃんには兄弟居るの?』
俺は久美には話したことがなかった
なんでやろな…
俺にとっても大事な奴なのに
「居るで」
『え?居るんだ』
「長い事ムショに行っとる」
「…」
「ホンマは、俺も行くはずやった…だから俺はアイツが出てくるまでここで待たなアカン」
「でも…あの人は…」
「ああ、せや、でもな出てくる気ぃがすんねん」
『?』
「せやから、錦山、お前はちゃんと迎えてやりぃ」
「…はい」
「んでな、桐生ちゃんに言っといてな!俺が喧嘩出来んのワクワクして待っとるってヒヒッ」
『喧嘩するの?』
「心配せんでも大丈夫や、アイツとはずーっとそうして来た」
『そっか…』
「帰ってきたら気ぃ抜くなやって言っといてな!」