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11−(44)救出
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「なんで久美が攫われたんや!お前一緒に居ったんやろが!」
「す、すいません親父!」
俺が行けない時は西田に家まで送らせとった
「どこの組のヤツや」
「足立組です」
知らんなぁ〜
まぁ、でも俺らが潰した組やろな
「直ぐに行くで!」
「はい!車用意してます!」
足立組の事務所は、神室町からは少し離れた街の中にあった
久美はなんもされとらんやろな
もし、アイツになんかしようもんなら生かしちゃおかんで?
入り口にいた数人をあっという間にぶっ飛ばして中に入る
「お、おい!なんだ!」
「真島吾朗や!お前らタダじゃおかんでッ!」
ワラワラと奥の部屋から出てくる
西田がどんどん相手を沈めていく
「やるのぅ」
久美は奥か?
俺も向かってくる奴等をなぎ倒しながら奥へ進む
扉を蹴破って中に入ると、そこには縛られた久美が居った
後ろから羽交い締めにされ、喉元にドスを当てられとる
「ゴロちゃん…ごめん」
「久美…」
「真島ぁー!お前の女殺られたくなかったら大人しく俺に殺られとけや!」
「フンッ、女攫わな復讐も出来ん奴なら極道なんて辞めた方がええで?真面目に働きぃ〜」
「うるせぇー!手段なんて関係ねぇー!」
「お前、ソイツに傷一つでも付けてみぃ跡形もなく葬ったるわ」
「ヒッ!」
ビビって出来た隙にドスが久美から少し離れる一瞬で懐に滑り込む
足立の腹に一発ぶち込んだ
「ガフッッ!」
腹を抑えて倒れ込んだ
髪を掴んで顔を上げさせ
「何やったかわかっとるよなぁ…」
「ヒィッ!」
「どうなっても文句は言えんで?」
「ここで、ワシが切り刻んでやってもええんやがなぁ」
「や、やめ…ッ!」
「親父、後はやっときますよ。姐さんを」
西田に言われてハッとして、久美を見るとガタガタ震えとる
「久美、大丈夫か?」
縛られとるロープをドスで切ってやる
『ゴロちゃん…アタシのせいで…ごめん』
「こんな事なんてことないで?お前が無事ならええ」
『アタシは大丈夫』
「なんもされとらんか?」
『ちょっと反抗したら殴られたけど、それだけ』
久美の顎に手をやり顔を上げて見ると、少し頬が赤くなっとる
女に手を上げるなんてホンマのクズやな
西田に拘束されとる足立の前に行って
一発見舞ってやった
「ガフッッッ…!」
「久美の分や」
足立は、ガックリと項垂れ、口から血を流しながら
「真島…お前、まだまだ狙われるぞ!いつまで無事でいられるかな…フフ」
「上等や、暇でしゃーないから早う来て欲しいもんやな、片っ端からぶっ飛ばしたるでぇ〜?」
「帰るで」
フラフラと立ち上がる久美を抱き上げて
事務所を出る
外に待っていた車に久美を乗せ、外の組員に
「後、頼んだで」
「はい!」