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26ー龍の帰還
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「しっかし、久美、このドレスはちと肌出しすぎやないか?」
『秋山さん見立てです』
「よく似合ってるぞ」
「似合うてるのは当たり前や、せやけど
こんなに露出せんでもええやん」
『ま、まあ、私も思いましたけどね、こんなオバサンにはキツい』
「そんな事ねぇぞ、なかなかいい」
「おい、久美をエロい目で見んなや!」
「見てねぇよ!」
「見とるやないか!」
『ちょっと!』
私を放ったらかしで二人で楽しそう
ま、久しぶりだから嬉しいんだろうな
「変わらんなぁ、桐生ちゃん」
「そんなに経ってないだろ」
「せやけど、なんで沖縄やねん、遠過ぎて直ぐに行けないやんか」
「そんなしょっちゅう来られても困る」
「冷たいのぅ…」
「いいだろ、兄さんには久美が居るんだから」
「あ?せやな、でも、久美は喧嘩の相手にはならん」
「闘技場にでも行ってればいいじゃないか」
「桐生ちゃんほどの相手が居らん」
『冴島さんは?強そうだけど』
「兄弟は、たまに相手してもろうてる」
『なんか…』
「なんや」
『子供みたいフフッ』
「あーん?」
『だって、遊び相手探してるみたいなんだもん』
「兄さんにとっては、遊びのようなもんだな」
「喧嘩せんと、身体が鈍ってしまうんや!いざと言う時動けんかったらアカンやろ」
『あ〜確かに』
「おい、納得するなよ」
「せや、桐生ちゃんいつまで居るん?」
「ああ、今回は大吾に呼ばれたんだ、沖縄にも会社広げる気みたいだな、だから二週間くらいはいるつもりだ」
「二週間…」
『何企んでます?』
「企んどるって、人聞き悪いで」
「ヒルズ完成セレモニーが来週なんや」
「おお、遂に完成したのか」
「おう、見たかったら中も特別に案内するで?ヒヒッ」
「兄さんは造っただけだろ?」
「何言っとんのや?ヒルズは、ワシのもんや」
『え!?』
「は!?」
「なんや、知らんかったんか?」
「あの土地、随分前から目ぇ付けとってな〜」
「ホント、兄さん侮れないな」
『凄すぎる…』
「まあでも、あんなデカいもんずっと持っとるのも面倒臭いからのぅ、ええとこで売っぱらうつもりや」
『ま、まあ真島さんの勘は当たるから』
「なんで、そんな才能隠してたんだ?」
「あ?別に隠してないで?ヤクザに必要なかっただけや」
「いや、必要あるだろ」
「あ〜?シノギなんて適当にあげときゃええやん、肝心なのは強さやろ〜」
「まあ、そうじゃなくなったから辞めたんだよな」
「せやな、ただの会社と同じになるなら縛りの少ないカタギの会社やった方が断然ええやん」
「仰山稼いだら桐生ちゃんの養護施設に寄付したるわ」
「それは助かるな」
「あしながおじさんっちゅうやつや」
『ホントに脚長だしね!』
「ヒヒッそーかぁ?」
長い脚を放り出す
「ちっこい久美に、こう、絡めて…」
『ちょっと!お触り禁止!』
「あん?俺の女なんやからええやろが」
「兄さん、家でやれ」
「せやな、そのドレス買い取ったるわ、家でキャバクラごっこしよか」
『なにそれ…』
「楽しそうでなによりだ」
「おーい、酒もっと持ってこいや!いっちゃん高いやつや!」
桐生さんとのキャバクラごっこ?も、こうして結局は、真島さんのペースとなっていくのだった…