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26ー龍の帰還
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話によると突然電話してきた真島さんは桐生さんに
「なぁ、桐生ちゃんよぉ…カタギってどうやって復讐すんねん」
「兄さん何言ってんだ突然」
「久美が…刺された」
「なんだって!?」
「三次団体のチンピラや、解散に納得いかなくて…俺のタマ取って箔つけるつもりやったらしい」
「それでなんで久美が」
「たまたま、俺が着けられとるとこに久美が居ったらしい…で、俺を殺ろうとしとるん気がついたんかソイツに掴みかかってな…」
「久美は?大丈夫なのか?」
「ああ、傷が治れば大丈夫や」
「そっか…良かった」
「んでな、ソイツその時一発殴ったんやけど、どーにも腹の虫収まらんねん、でも、兄弟も大吾ちゃんも絶対報復したらアカン言うんや」
「まあ、兄さんの気持ちはよくわかるぜ」
「カタギになったら、こないにムカついても我慢せなアカンのかいな」
「まあ、しなきゃ兄さん捕まるしな」
「そないな事ええねん、アイツもその組ものうのうと生かしときたくないわ」
「そしたら、また久美が独りぼっちになっちまうぞ」
「あ?」
「兄さんが捕まったら、久美どうするんだ?自分のせいだって思うだろう」
「それに、何年も独りぼっちだ」
「せやな…」
「そんな思いさせるのは我慢できるのか?兄さん」
「いや…出来んな…」
「なら、今我慢するしかないな」
「なるほどな…」
「守るべきものが出来たら、そんなもんなんじゃないか?」
「そっか…わかったわ」
「兄さん、久美は兄さんが大切で守ったんだろ?その気持ち汲んでやらないとな」
「せやったな…桐生ちゃん、おおきに…桐生ちゃんが、なんで四代目一日で辞めたのかやっとわかった気がするわ」
という事らしい…
『やっぱり』
「兄さんの性格考えたらわからなくもないけどな、俺もどっちかと言えば兄さんと同じ気持ちだ」
『私、真島さんにたくさん辛い思いさせちゃった』
「そうやってお互いもっと大切な存在になっていくんじゃないか?」
『フフッ、そうかも』
突然
バァーンッッ!
とお店の扉が開く
ゆっくり階段を降りてくるその人は
そう真島さん
「桐生ちゃん、どや?今夜のお・も・て・な・しは」
「ああ、楽しんでるよ」
「久美…」
『真島さん、こういう事はちゃんと説明――』
「可愛ええ!」
と言うと、私と桐生さんの間に体をねじ込んできた
「こりゃ桐生ちゃんにはちょい良すぎるおもてなしやな」
『ちょ!』
私の肩を抱いて
「俺にもなんか作ってくれや」
『桐生さんのおもてなしでしょ?』
「いやや」
また始まった
『同じのでいいですか?』
「おう」
「結局、こうなるんだな」
『ハハ…』