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24ー君がいるから
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お正月が明けて、私は警備会社へ真島さんは建設会社へ
警備会社はまだ立ち上げたばかりでやることと言っても大吾さんの接待に着いていくくらい
着いて行っても私は横でニコニコしとくだけ
でも、それでいいんだって大吾さんが言う
「久美さんが居てくれると交渉がスムーズになるんですよ、やっぱり元極道って知ってる人なんかは怖がったり逆にナメられたり、ある意味普通の久美さんが居てくれると、相手がホッとするみたいで」
なんか、褒められてるのかわからない…
それよりも、真島さんから電話が物凄い
今日は何した、誰と会った等々
せめて、帰ってから聞けばいいのに
「何かあったら直ぐ行けるようにや!」
とか言って
こっちは大吾さんも居るから大丈夫なのに…
『今日は、接待2つだけですね』
「ああ、じゃ、たまには昼飯でも一緒に行きますか」
『いいですね〜』
こんな緩くていいのか
と、その時
ブルブルブル
キタキタ
『もしもし』
「おう久美!昼空いとるか?」
『あ、今ちょうど大吾さんとお昼食べに行こうって』
「ちょい待てや」
『はい?』
「なんで大吾ちゃんと行くんや」
『お昼は接待入ってないから』
「先に俺を誘うやろ〜普通」
『じゃあ、一緒にいきます?』
「嫌や」
あー拗ねた
チラッと大吾さんを見ると、手をブンブン振ってる
『お昼…行きましょ?』
「…」
『私、たまには定食食べたいなぁ〜何処か知ってます?』
「…」
『焼き鯖食べたいなぁ〜』
「…」
『…』
『もういい!一人で行く!』
「お、おい!」
通話を切った
ったく、子供じゃないんだから!
『という事で、大吾さんすいません』
「いや、あ、大丈夫ですか?」
『いいんです』
「は、はあ…」
で、私は一人でスマイルバーガーに来た
定食なんて別に食べたいわけじゃなかったし
あれは、真島さんが美味い定食屋があるって前に言ってたのを聞いたから
とりあえず、空腹を満たして、イライラを抑えよう
どうしようかなテイクアウトにして事務所でゆっくり食べようかな〜
という事で、事務所の自分の机で
もぐもぐとポテトを摘んでた
あ、携帯置いてってた…
鬼電来てるわ
ま、ちょっとお灸を据えるのもいっかなと放っておく
「おう、久美なんや一人でそないなもん食って」
『あ、冴島はん…んっゴクン、お帰りなさい』
「昼飯やったらどっかに連れてったるのに」
『それで揉めたので一人で食べてるんです』
「なんや?」
かくかくしかじか
あったことを話すと
「ガキやな」
『でしょ〜』
「それほど久美に惚れとるんやろうけどな」
『モグモグ…それは嬉しいですけど、なんで私が怒られなきゃいけないのかわかりません』
『そんなヤキモチ妬きます?冴島さんは』
「どうやろな〜」
『え!?妬くんですか?』
「さすがに拗ねたりはせんけどな、甘えとるんやろ久美に」
『元極道の方って独占欲異常に強いんですか?』
「さあな〜」
冴島さんは、お昼行ってくると事務所を出て行った
はぁ〜美味しいコーヒー飲みたいなぁ
カフェにでも行こうかな
まだ時間あるし