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3ー再会
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「歩けるか?」
『大丈夫です』
「ほな行こ」
『はい』
少し前を歩く真島さんの後ろ姿をマジマジと見る
さっき顔をちゃんと見てから他もよく見てみると背が高くて脚が長い
モデル体型だな〜ヤクザなのが勿体ない
なんて思ってた
でも、蛇革ジャケットに黒の皮パンなんてチンチクリンには着こなせないよねフフッ
前回あった時はそこまで気にして見てもなかった
前と同じお店に着いた
今日は、カウンターじゃなくてブースに行く真島さん
「こっちの方がゆっくり座れるやろ?」
『あ、はい』
そっか、立ちくらみしたから…
優しいんだな…ヤクザなのに
L字になったブースの角を挟んで座る
出されたおしぼりで手を拭いて
「あ、携帯大丈夫やったか?」
『あ、』
そうだ、さっき落としちゃったから
カバンから携帯を出していじってみる
電源もついてるし大丈夫そう
ふと見ると、メール受信のお知らせがついてる
娘じゃ無さそうだし後でいっか
『大丈夫そうです』
「そら良かった」
また私は水割りを頼む
真島さんはロック
「今日も仕事だったんか」
『はい、休み無しですほぼ』
「は?」
『週6で昼間仕事です』
「ホンマか?今どき」
『フフッホントですよね〜今どき』
『それでもカツカツですよ』
「せやから…アッチもやっとるのか」
『まあ、でも仕事終わりの夜にはあんまり入れられないので…』
「なんや借金でもあるんか?」
『なくもないですね』
「一人なんやろ?結婚しとんのか?」
『バツイチ』
「ヒヒッそうか、まさか、元旦那のこさえた借金やないやろな」
『当たり、オマケに子持ち』
「あぁ〜なるほどな」
「子供いて、夜出てきて平気なんか?」
『夜と言っても8時には終わらせて帰ります、それにそんな小さな子供でもないので』
「いくつなん?」
『15になります』
「随分早い時の子なんやなぁ」
『そうですかね』
「久美ちゃん、20代に見えるやろ、子供とおったら友達か…女の子か?」
『あ、はい、娘です』
「友達か姉妹に見えるやろな」
20代は言い過ぎだろ〜
「一人で育ててんやな」
『ですね、親ももう居ないし』
「なるほどな、それで金がいるんか」
『なかなか世間は厳しいですよフフッ』
「それにしては、久美ちゃん明るいわな」
『ん〜そうですかね、仕方ないので色々受け入れてます』