『それにしても、真島さん相変わらず元気』
｢あ？そか？｣
『出会った頃と変わらず…』
｢そりゃ当たり前やで、あの頃となんも変わらず大好きやからな｣
『私は、どんどん好きになってるかも…』
｢ホンマか？｣
『うん…』
｢んな嬉しいこと言って〜もっかいするか！｣
『んもうだめ！』
｢俺はまだイけるで？｣
『もう、おかしい！』
「んなら、帰ってきてからやな！｣

「こっちにいる間は、朝、昼、晩ってやるんやで？」
『は？無理！』
「駄目や、決まりやで？」
『勝手に決めないで！』
「あ〜楽しみやなぁ〜！」


朝昼晩なんて、無理無理、無理！
一体いつ仕事をするんだろうか…

お風呂まで着いてこようとする真島さんをなだめながら、シャワーを浴びてお化粧もやり直し
約束の時間が近づいたので、出かけることに

お酒を飲むだろうから、西田さんにお願いする

｢後で電話するから迎えに来いよ｣
｢はい、親父｣
『いつもすいません、西田さん』
｢謝ることなんかないで？コイツも久美に会えるの楽しみにしとるからな｣

｢お！親父！｣
『！？』
｢ヒヒッ、ワシが分からんとでも思っとるんか｣
｢いや、あの…憧れです…から｣
『へ？』

｢親父と姐さん…俺らの憧れなんです…｣
『そ、そんな』
｢そうなんやて！皆のお手本にならんとな！｣
『ど、どうすれば…』
｢んなもん簡単や、常にイチャコラしとけばええ、何処でも乳揉ませろや｣
『やですー！そんなわけないでしょ！』
｢なんでやぁ〜ええやんかぁ〜｣
『ビシッと！組長さん！』

西田さんが笑ってる
愛されてる組長さんだね

お店に到着すると、既に冴島さんと由香さんが来ていた

『お待たせしてすいません！』
｢おう、久美大丈夫や、今来たとこや｣
｢悪いな兄弟、一週間ぶりに久美のこと堪能しとったら遅くなってしもうたわ、ヒヒッ｣
『ちょ！何言ってんの！嘘ですからね〜』

｢…兄弟は、嘘つかんけどな…｣『ウグ…』
｢フフッ、相変わらずお二人仲良いんですね｣
『あ、由香さん、お久しぶりです』
｢由香ちゃん急に久美に会いたいなんて、なんか兄弟に不満でも出てきたんか？｣
｢なんでそないな事になるんや｣
｢んなもん、女が女に相談することなんて他にあるかいな｣
『冴島さんに限ってそんな事ねぇ？』
｢あ、あの…実は…｣