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20ー再会
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本部に着いて、吸ってたタバコを投げ捨てた
そのまま会長室まで行く
扉を開けると
大吾と…夏菜子?
「どういうこっちゃこりゃ…」
「真島さん、ちょうどお呼びしようと思ってたとこです」
「吾朗さん…」
なんなんや
なんで夏菜子がここに居るんや
まさか…
これか?
久美が別れる言うたんは
「大吾ちゃん、ちょい顔貸せや」
「…はい」
「待って!大吾さんは悪くないの!」
「大丈夫ですよ、ちょっとまってて下さい」
会長室を出て、中庭まで歩く
「どう言うこっちゃ」
「…つい先月…夏菜子さんとばったり会ったんです。あの時の東城会の揉め事の時俺はまだ堂島組の中のことしか知らなかったんです、でも彼女のことはもちろん知ってました。少し話をした時に、真島さんの事をとても気にかけてる事がわかりました。まだ好きなのか聞いたら、そんなに簡単に忘れられるものじゃないと…」
「……」
「そりゃそうですよね、二人共嫌いで別れたわけじゃない、あの時の東城会がめちゃくちゃだったんです。柱になってた幹部を一気に失って、真島さんに頼りすぎた…あの時自分が会長だったなら、二人を引き裂くことなんてしなかった…これは、東城会としてのお二人へのお詫びです」
「…」
「何言っとん?お前正気か?また同じことやっとるやんけ!久美はどうなるんや!アイツのことはどうでもええんか!」
「あの人は、手切れ金を受け取りました」
俺は怒りで握った拳が震えた
「真島さんだって、夏菜子さんのこと忘れてはなかったですよね?その証拠にたまに花屋に調べさせてましたよね?」
「それは、久美と出会う前までの話や」
「真島さんにとっても、夏菜子さんと一緒にいる方がいいと思います、だってあの人は体を売るような――」
握った拳が、壁を殴る
「ええ加減にせぇーよ、大吾」
「夏菜子さんは、まだ真島さんの事を愛してます」
「ワシの中では終わっとる」
「それ、本人に言えますか?」
「大吾」
「桐生さん?」
「なんや、桐生ちゃんかい」
「久美に会った」
「あん?」
「本当に愛する人と幸せになって欲しい、そう言ってた」
「…」
「兄さんの本当に愛する女ってのは、その昔の女なのか?久美じゃなかったのか?」
「んなもん、決まっとるやないか…久美や」
「大吾、なんでこんなことした」
「夏菜子さんのこと、放っておけなかったんですよ、まだ真島さんの事を思って…」
「お前が惚れてんじゃないのか?」
「な、そんなわけないです」
「とにかく、その夏菜子って奴と話はした方がいいんじゃないか?兄さん」
「チッ、余計なことしおって!」