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16ー甘過ぎる時間
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お風呂に浸かりながら
今うたた寝している時に見た夢を薄ら思い出していた
遠くに見えるのは、きっと幼い自分
いつも母や兄の後を追いかけてた
小さいのに頭の中は今の自分で、二人になかなか追いつけない事も仕方がないと諦めてた
『ふぅ…私だけ出来が悪くてごめんね、お母さん』
母の育て方が悪かったわけじゃない
私が馬鹿だっただけ
ホントに…今こんなに幸せになっていていいんだろうか……
お風呂から上がって脱衣所を出ようとした時
真島さんが誰かと電話してるのが聞こえた
「おう、せや、娘ちゃんに話したんやて―
おう…なんや嬉しすぎて暴れたいわヒヒッ。俺らみたいなヤクザもんがこんな幸せになってええんかのぅ…」
なんか、同じような事思ってる、フフッ
扉を開けると少し慌てた真島さん
「あ、んじゃな兄弟、帰ったら土産持ってくわ」
『冴島さんですか?』
「ああ、なんや二日も神室町で見かけんから心配しとったらしい」
『フフッ』
「んな毎日暴れとらんっちゅうねん」
『でも、そんなイメージですね』
「久美までなんや」
『そんな真島さんが大好き』
「あ?そ、そうなんか?」
『と言うか、どんな真島さんも大好き!』
「ほぉ…風呂ではお預け食らったからのぅ…」
あ…狂犬起こしちゃったかも…
そのまま抱きしめられる
「はぁ…ええ匂いやなぁ」
首筋に顔を埋めて吐息混じりの囁きに
ピクッと反応してしまう
「耳やろ?首筋に、背中…」
『なんです?』
「久美の感じる場所や」
『わざとやってたんですか!?』
「んん〜せやな」
『もう!』
「久美…」
『…ん』
この日ももちろん
息も絶え絶えになるほど優しく激しく溶かされた
離れたくなくて、その胸に顔を埋めて鼓動と息遣いを感じながら瞼を閉じた