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12ー過去よりこれから
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「今日、初めて大笑いする久美見たわ」
「笑わせるの得意なお前がそんなにかかったんか」
「どっかでずっと気ぃ張ってんのやろな」
「男の事を信用してないのかもな」
「それはありそやな」
「ガード固いで?つい最近やっと家教えてもろうたわ」
「仕方ないやろ、金出して体求めてくる男ばっかり見てきたんや、そらそうなるわ」
「まあ、時間かけてでも解したるわ、悲しい思いも痛い思いもした分だけ幸せにしたる」
ボーッとしながら聞いてたから
あんまりハッキリと覚えてないけど
私がとても頑固だと言うことなのかな…
膝枕で、真島さんに頭を撫でられていたから気持ちよくて今度は深く眠りに落ちて行った
「やっと寝たわ」
「それ、もう十分兄さんのこと頼ってるじゃねーか」
「いや、この前も、前の客が家まで来たことがあってのぅ、危うくまたホテル連れ込まれるとこやったわ、かと思えばついこの間も探偵使うて全部調べた奴が居ってな…ナイフまで用意しとって、まあ、ソイツは組の奴らに言うて二度とそんな気起こせんようにさせといたわ」
「どうしても、軽く見られるんやろな、めんこいからそりゃ執着されるわ」
「せやな」
「人には過去があるやん、どんな奴にも…だから、仕方ないねん…過去に戻ってそんな事する前に俺が出会っとったらとか、柄にもなく思う時もあるがのぅ」
「でも、兄さん惚れてるんだろ?手放せないくらいには」
「ああ」
「過去は変えられなくても、これからは変えてやれんじゃねーか?今出会ったことに意味があるんだろ」
「フンッ、エエこと言うのぅ」
「兄さんと出会わなければ、もしかしたらもっと落ちる所まで落ちてたかもしれねぇ、それか、心なんて失くしてたかもしれねぇ」
「間違いなくなっとるやろな、もう危なかったで」
「まあ、兄弟がこれからは見ててやればエエんやないか?それだけ惚れとるんやから、久美にとったら救世主やな」
「ヒヒッそうするわ、もっと笑わせたるでヒヒッ」