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11ー兄弟
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『母が…』
「ん?」
『母も、一人で私と兄を育ててくれました』
「そーなんか」
『小学四年生くらいかな、両親が離婚してからずっと…お金に…困ったとかそんな事なく、母は、手に職を持ってたので…私と違ってキチンと育ててくれました』
「久美も十分立派に育ててるやないか」
「せやで?」
『…私なんて、ダメダメですよ…』
「兄弟にな…こないな可愛らしいおなごが居るなんて知らんかったんや、聞いた時は驚いたで?」
「なんや、急に柄にもなく真剣な顔してな…大事にしたい人が居るっちゅうて」
な、なんか恥ずかしい…
「顔、赤いで?ヒヒッ」
『もう!』
「女っ気なんてなかったからのぅ、そりゃ男やで遊んだりはするやろうけどな」
「んな事エエねん」
『あ、出会った時も綺麗な女性とホテル街に…』
「あ?ああ、んな事もあったわな」
『俺の女みたいな顔するな、とか言ってましたよ』
「よぉ覚えとるな〜」
『なんか、衝撃的だったので』
「久美、そんな所で兄弟と会ったんか」
『あ…』
「んなら、そん時は他の奴と居ったんか」
『いえ…その』
「エエ、エエ、そんなこともあるやろ」
『私…仕事中でした』
「久美」
「仕事中?」
『…客を取ってました…』
シーンと静まる
言わなくてもいい事だったけど、冴島さんには…真島さんの兄弟分さんには、ちゃんと全て言いたかった
「そか…まあ、一人で子供育てるっちゅうんは人にはわからん大変なことも多いやろ」
『その時、トラブった所を助けてもらったんです』
「そん時から目ェ付けられとったんやなフッ」
『え?』
「一目惚れっちゅうやつか?」
『えー!?まさか〜』
「まぁ、せやな〜そうかもしれんのぅ」
『ええー!?』
「エエなと思わんかったら誘わんやろ?」
「以外に鈍感なんか?」
全然気づかなかった!
ホントに暇つぶしだったんだと思ってた
だってそうじゃん
あんな所で売りで男と揉めてた女だよ?
『…』
「なんも言えんようになっとるやん」
「ヒッヒッヒッ」
『いえ、そりゃ普通の女性なら分かりますけど、あの時の私なんか…』
「まぁーた、なんかって言う」
『あ…』
「まあ、兄弟もヤクザや、人に自慢できるもんやない。カタギさんからしたらんなもん恐ろしい存在やで」
「けどな、俺らの中じゃ兄弟…真島はエエ男やで?」
『はい』
『…それは…わかります』
『人になんて思われるかなんてどうでもいいです。だって私がちゃんと幸せなんで…』
「エエ子やな」
「やろ〜?」
「安心したわ、こないエエ子が傍に居るなら」
『…』
「また赤くなっとるわヒヒッ」
まだ時間が早いので、この後セレナに行こうかということに…
私はお腹がはち切れんばかりになってる
そして、やって来たセレナには
あの人も居た