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11ー兄弟
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夜になり、冴島さんと待ち合わせているという
焼肉屋さんへ向かう
「アイツ、ホルモンめっちゃ好きなんや」
とか真島さんが言ってたフフッ
どんな人なのか、ちょっとドキドキする
凄い強面だったらどうしよう
私の事、認めてくれなかったらどうしよう
色んな思いが交錯して緊張マックスになっていた
韓来という焼肉屋さんに来た
お店に入るとお座敷の所にデッカイ人がいる
直ぐにピンときてしまった
やっぱり、真島さんと同じで独特のオーラを放ってるな
「おう、兄弟待たせたな」
「おう、まだ来たばっかやで」
その人がチラッと私を見る
「久美か?」
「ああ、せや」
『あ、久美…です』
「んな堅くならんでエエで」
『は、はい…』
「冴島や」
『ど、どうも…』
「さ、腹も減ったし仰山食ってエエからな」
「そんな細っこい体じゃよう食わんやろ」
『そんな事ないです、結構食べますし、飲みます…』
「そりゃエエな、好きなもん頼み」
『はい』
「せやけど、久美好き嫌い多いやないか」
『…ング…』
「ま、エエか、とりあえずビールやな」
「せやな」
ジョッキのビールが運ばれてきて
三人で乾杯をする
お肉は、どんどん真島さんが焼いていく
私がやろうとしたら、「俺は焼肉奉行なんや!」とか言ってやらせてくれなかった
「久美の事は兄弟からそれとなく聞いとるが、娘っこが居るって?」
『はい』
「一人で育てて感心やなぁ」
『そんな事ないですよ、当たり前のことです』
「まあ、その当たり前を出来ん奴が結構居るんやな」
『そ、そうなんですかね』
「ワシらこんな稼業しとるとな、仰山クズを見てきとる、久美がめっちゃ頑張っとるのよぅわかるで?」
「子供放って男の所に行ってまう女なんて腐るほど居るわ」
『そ、そうなんですか』
「ヒヒッ久美は娘第一やもんな、俺も敵わん」
「お前、娘と張り合うんやないで、違う次元のもんや母親からしたら」
「わぁーっとるわ!」
ちょっと拗ねた真島さんが新鮮で可愛く感じてしまった