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9、立ち込める黒い雲
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真島side
机に脚を乗せてタバコを吸う
はぁ…ダルいで
西田が「親父、早くこれにサインして下さいよ」言うて、書類の束を持って来よった
なんや、こんなんヤクザの仕事やないで全く
抜け出して桐生ちゃんでも探そうと思っとったら久美から電話や
仕事終わったんか
「久美?」
問いかけても返事がない
なんや声が聞こえる
静かに聞いてみたら男の声や
会話を注意して聴く
最寄り駅やな
男にナイフを突きつけられとるんか
車の中?エンジン音は聞こえん
どっかに停めた車の中か
俺は直ぐに西田を呼ぶ
車を用意させて、通話を繋いだまま
走らせた
間に合うか?
久美の最寄り駅に着いて、とりあえず一番近い駐車場に行ってみる
一台一台中を覗きながら会話を聞いとく
胸糞悪い
変態オヤジが!
怒りがマックスになってきた時、後部座席に人が居る車を見つけた
久美や
ナイフを頬に当てられて体を触られとる
見た瞬間俺の中の狂犬がカッと眼を開き牙を剥いた
その辺に転がっとった小石を持って窓を叩き割った
一瞬怯んだソイツがナイフを離した時、久美は車から飛び出す
コイツ…このままで済まさんで?
二度と久美と関わりたく無くなるようにしたるわ
ちょっと脅したら慌てて逃げて行きよった
久美は怪我はしとらんようや、良かったで
久美を家に送ってやって
組に戻る
直ぐにアイツの事を調べさせた
組のもんに、ちょっと脅しとけと言って
後は任せた
もう二度と、久美どころか女に関わろうと思えんやろな