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9、立ち込める黒い雲
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仕事は何とか一通り出来るようになって
当初から言われていたリーダーを任されるようになる
大きな病院なので、手術室が沢山あり
そこの看護師の手伝いみたいなものだ
オペで使う機材や機械の用意やらほとんどが雑用
それでも一つ忘れると物凄い気の強い看護師に怒鳴られる
私は負けず嫌いだったから完璧に仕事はこなした
今日も仕事を終えて、買い物をして帰ろうとしていた時
目の前に立ち塞がる影
前を見ると
「探したよ〜渚ちゃん」
『ッッ!』
ホテル街でひっぱたいてきたあのオジサンだった
そう言えば、脅しのメールとか来てたけど完全に無視してたんだった
ここは家の最寄り駅
まさか…
「ぜーんぶ調べたよ、本名も、職場も…家も家族も…娘さん居たんだねぇ…」
『な、なんですか!今更』
「ずーっと好きだって言ってたじゃん僕」
『そんなの…』
「男が出来たからって酷いよ、僕のこと捨てるなんてさ」
真島さんの事も知ってるって言うの?
「ヤクザなんかと付き合って〜周りの人どう思うかな?娘さんも…もしかして、脅されてるの?」
『…ッ』
「知られたくないんでしょ?誰にも言ってないってことはさ」
『そんな事…』
「僕、離婚したんだ。渚…久美ちゃんのために」
『な、なんでっ!』
「だって、不倫なんて嫌でしょ?」
『私、あなたとは付き合ってもないです!好きでもないっ!』
「そんな事どうでもいいんだよ、やっと見つけたんだからもう離さないよ」
どうしよう…
頭がパニクってどうすればいいのかわからない
「そんな難しそうな顔しなくていいよ、僕は久美ちゃんとまたあの時みたいに楽しく一緒に居たいだけだからさ」
『無理です!』
「大丈夫、あの男の事なら心配しなくても、僕が言ってあげるから」
『な、何を…』
「そりゃ、久美ちゃんが、ヤクザとなんて本当は付き合いたくないって思ってるってことだよ」
『そんな事思ってません!』
「あー、こんな所でこんな話、誰か知り合いにでも聞かれたら不味いよね?」
「車で来てるんだ、車で話そう?」
『…』