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8、解されていく
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初めて真島さんと結ばれた日
キスから何から、あんなの初めての経験ばかりで
それなりに生きてきた私でも驚きの連続だった
人間、まだまだ色々と未経験のことも待ってるんだななんて
ホントに愛があるとあんなに気持ちいいもんだったんだなぁ…
思い出して顔が熱くなる…
仕事は、病院の仕事が見つかった
要は雑用だけど…
それなりの時給で、10数年間務めた前の仕事より良かった
全く、あの職場なんだったんだ
病院は病院で、色々とありそうだけど
でも、仕事が普通に出来るようになるまでは絶対頑張るつもり
仕事も覚えずに辞めたくない
休みが土日祝なので、また真島さんとは
しょっちゅう会うというわけには行かなくなったけど、仕事してるということで私の精神は安定してた
それでも、休みの日に合わせて連れ出してくれる
娘は高校生になって、趣味が同じ友達も出来て休みはいつも出掛けたり楽しそうに過ごしてる
勉強を友達に教えてもらうようになって、成績が上がるなんて事も起きてた
私の恋愛解禁もされたので
旅行にも行ける!
真島さんのおかげで、私は二度目の人生をやり直してる気分になれてる
毎回知らなかった世界を見せてくれる
今日は、仕事が終わってから神室町に来てる
約束はないけどなんとなく一人で飲みたくなった
フラっと入ったお店
カウンターにいくつかのブース
カウンターの中にママらしき人がいる
「いらっしゃい」
「一人でいいですか?」
「どうぞ〜」
カウンターに腰掛ける
端の席には、男性が一人いた
チラッと見ると目が合ったので軽く会釈をする
向こうも少しだけ頭を下げた気がする
あれ…もしかして、ヤクザ?
真島さんで慣れてしまったのか、大して怖く無くなってる
私は水割りを頼んでその男とは反対側の端で
携帯を弄りながらチビチビと飲んでた
すると、ちょうど真島さんから電話がかかってきた
『もしもし』
「久美ちゃん?もう家か?」
『あ、ちょっと飲みたくて神室町に来てます』
「なんやて?ホンマか」
『はい』
「速攻で行くわ!どこや?」
『フフッえっと…』
目の前に置いてあるライターを見て
『セレナって店です』
「なんやて!?セレナ来とんのか」
『え!?真島さん知ってるんですか?』
と言った瞬間に、端の男がビクッとして私を見た
まあ、真島さんは神室町では有名だからな、そりゃ知ってる人も居るだろうけど、なんか反応が…やっぱりヤクザ?
「よく行くで?そこ」
『なんだ、そうなんですね』
「直ぐ行くから待っとれ」
『はーい』
電話を切ると、ママさんが
「真島さんの知り合いの方?」
『え、えっと、はい』
「そうだったのね!桐生さん、ほら、真島さんのお知り合いですって」
端の男は、桐生さんと呼ばれてた
「ああ、兄さんのなんだ?」
『なんだ…って』
「やだ、もう!桐生さんったら失礼でしょ」