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6ー頼れない女
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西田side
親父に言われて今日は少し遠出
後部座席で仲良さそうに話してる二人
久美さんと親父
ここまで見てて、親父にしては珍しく本気みたいだな
最近、久美ちゃんが心配なんや…
なんて言い出した親父に
「何処か景色の良い静かなところとかに連れて行ってあげたらいいんじゃないですか?」
余計なお世話じゃ!と叩かれるのを覚悟で言ってみた
おお、それええな
へぇ〜
久美さんのことになると俺を叩くことも忘れるみたいだ
ホントに心配なんだな
俺はネットで調べて穴場の湖を見つけて親父に提案する
西田にしてはようやった!
褒められた…珍しい
って言うことで、こうしてその湖へと車を走らせてる
一時間程で目的地に着いた
先に久美さんが車をおりて湖へ近づいて行く
後ろ姿がホントにか細くて…親父が守ってやりたくなるのもわかるな
一人歩いていく久美さんを親父は追いかけるわけでもなく、車に寄りかかって見てる
こういうとこも親父って凄いところだよな
相手の気持ち読むのが上手い
そして、相手の本心を引き出すのが上手いんだ
親父がゆっくり久美さんに近づいていく
横に腰掛けて何か語りかけてる
この先は見てたらいけないような気がして
俺はスマホを取り出す
暫くして車に戻って来た二人は口数は少なかったけど…
帰り道ずっと手を繋いでた
俺の自慢の親父に全部任せて大丈夫ですよ
心の中で久美さんに語りかけた
ミラー越しに目が合った親父は
いつもの怪しい笑顔じゃなくて、また更に惚れるくらい強さと優しさを持った目で口元は少し笑ってた
親父、良かったっすね