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6ー頼れない女
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あれからも、真島さんは時々来ては
仕事の愚痴やら、私のダメダメな人生の話を聞いてくれた
話すことで浄化できてるような感じがして
ひたすら話してた
話してるとどれだけ自分が最低なのかよくわかって辛いけど
負けず嫌いも手伝ってこんな人生に喧嘩売るような言葉も出てくる
でも、その度に優しい言葉をくれる
私は甘えていたんだと思う
甘えたらいけないと思いつつも…
その度涙が溢れる
繰り返していくと何かが私の中で溶けだすような気分になってた
この日もいつもの様に愚痴ってる私
『ホント、一人でやる仕事量じゃないんです、売り上げが落ちてるから人件費削るんですよ、そんな時便利なのが私みたいなのなんです…』
「またこき使われたんか」
『社員なんて、ホント使えないですよ〜今の新しく来た支配人なんてホントダメで…はぁ…』
「ヒヒッ、そんなにか」
『実は今日、呼び出されたんですよ、支配人に…』
「ほぉ〜」
『私、ずっと新人の教育係やってたんですけど、もっと優しく教えてあげてくれ、だって』
「んな厳しいんか?久美ちゃん」
『まあ、厳しいかもしれませんけど!』
「んでも、仕事やからな〜優しくもなんも」
『そう!結局被るのはこっちなんで、だから…思わず言い返しちゃいました…なら支配人が全部やって下さい、私もうやりませんってフフッ』
「エエやん」
『そしたら、来月から勤務時間減らしてくれって言われました…』
「どういうことや?」
『教育係をやらないならその時間要らないから早く帰れってことですね、遠回しに辞めろって事かも』
「ったく、なんなんやそりゃ、向こうも冷静さ無くしとるな、上に立つ器やないわ」
「久美ちゃん居らんようになったら、店が困るやんか」
『どうせ辞められないだろって思ってるんですよ』
「んなもん辞めたれ」
『は?』
「やから、辞めちまえや」
『そんな簡単に辞められないのが悩みなんじゃないですか!』
「なんでや」
『せめて、次の仕事を見つけてからじゃないと』
「なら、探せや、な?」
『え、あ…』