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5ー愛されるということ
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久美ちゃんが休みの日に電話してみた
たまには昼間からどっかで飯でも食わしたろと
電話に出た久美ちゃんは、前の夜の客が家まで押しかけてきたと言っとる
家知られとるんは不味くないか?
とりあえず、話をしてくると言うから
俺は、西田に言って速攻で久美ちゃんの家まで車を走らせた
何とか間に合って、久美ちゃんが男と最寄り駅で会っとるところを見つけた
改札を入って行ったのを見て、神室町か?
と思ったからまた西田に戻るように言う
「親父どうしたんですか?」
「うっさいわボケ、黙って運転しろや」
「は、はい」
神室町に着いて、直ぐにバッセンの方へ走っていく
その先はホテル街や
辺りを見回しながら歩いてると、案の定
男に腕を引かれてる久美ちゃんがいた
男が叫んだのが聞こえた
「――どうせそんな女なんだから―」
それを言われた久美ちゃんは急に抵抗するのを辞めた
アカンな、また連れてかれてまう
俺が久美ちゃんの腕を掴むと、見上げて驚いとる
男は俺の姿を見ると直ぐに手を離した
こういう時に便利やなホンマ
久美ちゃんを茶店に連れていく
自分の事を最低な女だと
ホンマは罪悪感で押しつぶされそうなんやな
やから言ったった
俺の女になるかと…とっくにしたかったんやけどな
ヤクザやっとる俺にならそんなに引け目に思わんと思ったけど
俺専属の情婦やと思うとったらしい
なんでやねん
恋人やろ普通に
俺は、こんなにも一人で抱え込んで頑張ってるのに、全く自分を認めない久美ちゃんの
心を溶かしてやりたくなったんや
トゲトゲしとる心の中も…
俺は会う度に気持ちは膨らんどったけど
久美ちゃんはまだきっと俺にそんなに気は無いのもわかっとった
でも、もう他の男に触れらせたくない
やから、こっち向かそうと思うてたんやが…
このまま放っておいたら、久美ちゃんいつか壊れてまうやろな
誰か傍に居ってやれば変わるやろか
自分にそんな力があるんか
わからん、でも放っておけない気持ちの方が強かった