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33ー「ごめん」じゃなくて「ありがとう」
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後日談〜西田〜
姐さんの葬儀が終わって親父は休むことも無く仕事に出て来た
まあ、何かしてる方が気が紛れるもんな
いつもと変わらないように振舞ってはいたけど…
そんな親父を見てたら俺の方が泣けてきた
「西田ぁ!な〜にサボっとんのや!」
パシーンと後頭部をはたかれた
「いてぇ〜!お、親父ぃ」
あ、涙は今の痛みで誤魔化せそうだ
「お前な〜、ワシが我慢しとるのに泣くやつがあるか!」
「えっ!?(バレてたぁ!)」
「男の涙はもっと別の時に流すもんやで?」
「親父…」
「久美がな〜最後に幸せやったって…言うてくれたんや、ワシにも人を幸せにする事が出来たんやな〜、ホンマ、久美には感謝しかあらへん」
「…っ!」
「泣くな言うとるやろが!ったく」
親父の顔に姐さんの笑顔が重なって見えた
そっか、姐さんいつも親父のそばに居るんだな
だからきっと親父は大丈夫だ
俺だって、一生着いていきます!
「せや、次の仕事決まっとるからサッサとこのビル建てるでぇ」
「え…あ、はいっ!」
悠々と歩いて行く親父の後ろ姿に
急いで着いていく
いつか、あの背中に追いつきたい
親父のように、俺も…
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