33ー「ごめん」じゃなくて「ありがとう」
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「久美…いつ現れてくれるんや?
ちゃんと教えとってくれや
早う会いたいで」
煙突から空へと立ち昇る煙を見ながら
呟いた
俺もそっちに逝ったら
会えるんかな
でも、アカンよな
久美が守ってくれた命や
大事にせんとな
久美と出会ってから8年か
言ってたよな、置いて死なないでって
連れてってって
俺の事置いてっとるやないか
ホンマ久美は…
今度久美に会えるのを楽しみに待っとるわ
俺は生涯久美の男でおる
何度生まれ変わってもや
そんで、久美のこと必ず探し出す
待っててな
フワッと吹いた風が通り過ぎる時に
久美の髪の香りがした気がしたんや
きっと、『私の香り忘れないでよ!』って言っとったんやろなヒヒッ
忘れへんよ…
久美
絶対に
永遠に
END
そして、俺たちはまた出会うことになる…