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31−すり減った心
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花屋に教えて貰った別荘に着いた
ここに久美が…
扉は簡単に開いた
「久美ッ!」
部屋を全て探す
奥の部屋にたどり着くと、そこには今まで食べていたであろう食事の後がそのまま残されていた
ひとつの皿は空に
もうひとつは手さえ付けてない…
手を翳してみてももう冷たくなってる
「兄さん…これ」
桐生ちゃんの視線の先には
久美のカバンと仕事の時に着ていた服
ベッドの上に無造作に置かれていた
「クソッ!!」
その時、俺の電話が鳴る
「兄弟!若松に全部吐かせたわ、やっぱり渋谷に攫われたらしい」
「コッチは、一足遅かったわ…もぬけの殻や」
「兄弟、渋谷はお前と娘を人質にしとる」
「あ?」
「お前も娘も、常に監視されてるんや、拒否したら殺す言うて久美を…」
「なんやて?」
外に飛び出る
周りを見渡すと、知らん車があった
直ぐにその車は猛スピードで走り出し
見えなくなった
「ああ、おったで」
「お前だけやない、娘も人質に取られとるようなもんや」
「兄弟、あやちゃんの方頼めるか?」
「もちろんや」
「俺の方はどうにでもなる、でもあやちゃんには絶対手ぇ出させへん!」
「わかった」
クソッ、せっかくここまでわかったのに
久美…
何処に居るん…
絶対見つけてやるからな